【未完】体育倉庫でヤっちゃえ!

taiikusouko

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430 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/03(土) 11:51:45.63 ID:7KvDjzKh
「ニャル子ぉ……うっ、く!」

埃臭い暗がりの奥でうごめく塊が二つ。
暮井珠緒は洩れそうになる悲鳴を飲み込んだ。

「あくっ!そこ、ヤバっ!」
眉根を寄せ、快楽に喘ぐ声。
カポカポと音を立てて醜い肉棒が銀髪の美少女の口を出入りしている……。
たっぷりと口内を潤す唾液がカウパー腺液と合わさり、彼女の口元を汚していた。

八坂真尋はニャルラトホテプの頬を撫でる。
彼女は目を眇るとねっとりとカリ首に舌を這わせた。

『なんなのよコレ~~!』

珠緒は物陰からその様を見ている。
膝は震え、脂汗が全身から吹き出した。口から飛び出しそうな程心臓が暴れている。

「……なぁ、ニャル子のも」
「もぉん!真尋さんたら……」
跳び箱の上に腰掛けている真尋の股間に顔を埋めていたニャルラトホテプは
仕方ないと言う様に、肩を竦めるとマットの上に座り、脚を広げた。
「はいっ!召し上がれ……ひゃん!」
真尋はニャルラトホテプの脚を掴むと、強引に持ち上げる。
そして、仰向けに転がされたニャルラトホテプのショーツに顔を埋めた。

『夢なら覚めてよぉ』
珠緒は泣きそうになりながらも、その様から目を離す事が出来ない。

431 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/03(土) 11:57:17.04 ID:7KvDjzKh
――――

放課後の教室。
掃除当番を済ませた珠緒はスマートフォンのバッテリー残量を確かめると、足早に教室を後にした。

目指すは《魔の体育倉庫》。

『誰も居ない倉庫の中で、ひとりでに物が動いたんだって!』
『人の気配だけがするんだ……』
『面白半分に忍び込んだアベックが忽然と姿を消したんだよ!』
『甘い匂いがするんだよ、凄く良い匂いが……』
『女の子の声が聞こえたんだ……一人?いや何人も……それがさ……』

珠緒はメモ帳に書き留めた証言の数々を読み返した。


「これは特ダネだわ!」
歩くスピーカーのメモ帳に『恐怖』の文字は無い。
興味を持ったものはASAP……

要するに『慎重』の文字もないのだ。

432 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/03(土) 12:01:22.49 ID:7KvDjzKh
『およ?』

珠緒は職員室から借りてきた(無断で)鍵を手に首を捻った。
古ぼけた倉庫の扉には錠前がぶら下がっている。
……掛かってはいない。

役目を放棄しているその鍵に首を捻る。

(無用心だなぁ……ま、いっか!)

期待と好奇心に胸を踊らせながら、黴と埃の臭いのする倉庫の中に
顔を突っ込んだ彼女は、しかし、途端に安堵と失望のため息を漏らした。

……先客がいたのだ。
それも、とびきり見覚えのある。

「今日はどれでいきますか?」

珠緒はまず、親友の顔に気付いた。
美しい銀髪に、クリッと大きく煌めく碧の瞳。
ニャルラトホテプは、楽しそうにスマホの画像を隣の相手に見せている。

『お~ッス!ニャル子ちゃ……』

手を振り、駆け寄ろうとした珠緒は、思わず言葉を詰まらせた。
……ニャルラトホテプの隣の人物に気付いたからだ。

「ど、どれだっていいよ!」

八坂真尋。
珠緒は反射的に用具棚の陰に隠れた。

(どどど、どーして!)

頭の中には咄嗟に一つか、半分程の可能性が去来する。
しばらく混乱する頭で考えていた珠緒だったが、
ふと、何かを思い出しメモ帳をめくった。

【体育倉庫でヤっちゃえ!】

一週間前の親友との作戦会議の議事録だった。

433 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/03(土) 12:04:09.57 ID:7KvDjzKh
「そうおっしゃらず、このコスチュームなんかいかがです?」
そう言ってニャルラトホテプは画像を見せる。
「だから、別にそんなの……」
「おや?反応しましたね」
ニヤリと目を眇るニャルラトホテプ。
「なっ、バ……ちが」
「ん~、怪しいですね~」
「大体なんで暮井なんだよ」
ピクリと反応を示したのは物陰に潜む当人だった。
「珠緒さんのバイト先のコスチュームですもの」
「……せめて制服と言ってやれ」
「かわい~でしょ~!」
嬉しそうに写真を見せるニャルラトホテプに真尋は少し顔を赤らめる。
「フーゾクみたいで!」
ガクシと真尋と珠緒は肩を落とす。

「おい、暮井のバイトって……」
『ちょっと、ちょっと、ちょっとちょっと~~!』
慌てた珠緒が身を乗り出す。

そしてすぐにまた物陰にまた身を戻した。
(なにやってんのよも~~!)

「あ、ん……私が着てるの……想像しちゃいました……?ん……」
「だからそう言うのは良いって……ニャル子は……あーー、このままでも」
そう言うと真尋は照れ隠しの様に彼女の口を塞いだ。

434 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/03(土) 12:07:48.07 ID:7KvDjzKh
珠緒は今みた光景を脳内で無限ループさせながら、身もだえた
真尋の手の中で不定形に歪むニャルラトホテプの乳房、
スカートの下に忍ばせたもう片方の手は愛おしむ様にゆっくりと動いている。
ニャルラトホテプは真尋の胸に身体を寄せ、ハートのアホ毛を揺らしていた。
そして、真尋の色情の浮いた瞳に写るニャルラトホテプが近付いて、二人の唇は重なった。

唾液の循環するくちゅくちゅという音が響く。
一生の様な数十秒が過ぎ。二人は漸く離れた。

「真尋さんの、大きくなっちゃいましたね!」
「ば……ばかやろ」
くすくすと笑うニャルラトホテプは、口を使いズボンのチャックを引き下ろす。

勃起しきったペニスをトランクスの上から血の様に赤い舌が舐めあげる。
「くあぁ!」
真尋は快楽に呻き、身体を反らせた。

「ん……んん、気持ちいいれふか……」
浮き上がったカリ首の形に舌を這わせながら、
トランクスを下ろし、狭い空間からいきり立つそれを抜き出した。
「ほれ……フーゾクみたいれふね」
「しるか……んあっ!」

442 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/16(金) 00:10:34.61 ID:3PmAy/iX
「い、挿れるぞ……」
「ふえ?」
目尻に涙を湛えたニャルラトホテプの顔が真尋を見上げる。
放心状態で乱れた銀髪が、幾筋か汗に濡れた頬に張り付いている。
むしり取られた様に開けられた胸元で、綺麗な桜色の頂きが荒い呼吸に合わせて上下している。
脱がされかけた黒のショーツは愛液と、真尋の唾液でぐしゃぐしゃに濡れそぼっている。

真尋は震えるニャルラトホテプの奥を指で拡げると、脈打つ自身を誇示するように構えた。
舌と指とで蹂躙されたそこは、とても小さく、蜜を際限なく吐き出しながら
充血した花弁をヒクヒクと震わせていた。

(あんなおっきいの……このままじゃニャル子ちゃんしんじゃうよ!)
ニャルラトホテプが真尋の口淫で果てる様は凄絶だった……

悲痛に呻くニャルラトホテプを押さえつけ、犯している様子を
珠緒はただ見ているしかなかった。
何度も跳ねて、そして動かなくなった彼女に真尋がトドメを刺そうと……

『酷いよ八坂くん!』
止め様としたいが、しかし身体は動かない。

(誰か、八坂くんを止めて!!)
声にならない彼女の心の叫び。

その呼び声は届いた

……超斜めな形で。

443 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/16(金) 00:15:12.54 ID:3PmAy/iX
「「ほーい」」
気の抜ける声と共に、女神は舞い降りた……割と脈絡なく。

「いつもニコニコ!」
「あなたの隣に!」
「這い寄る」
「「混沌!」」
「「ニャルラトホテプですっ!」」
技っぽいポーズと力っぽいポーズでキメる邪さを美少女型に凝縮したようなその二柱の神は、
微妙……というにはあからさまに差異があるものの
『ニャ、ニャル子ちゃんが三人……?!』

「おや…どうしました真尋さん。ハート様が秘孔を突っつかれた様な顔をしまして」
「……いや、分からない」
「南斗!?もとい、ニャント!?こちらの世界線では世紀末救世主はお出でないですと?!」
「いや、そうじゃなくて……お前達の存在が」

「ふむ……まぁ、細かい事はおいといて……」
「細かくねぇよ!」
「「とにかく!」」
「私達が来たからにはもぉ大丈夫です!」
「はぁ?!」
「聞きましたよ!真尋さん!」
「誰に!?何うぉっ……ぷ?!!」
真尋の言葉は物理的に塞がれる。
「んあっ……こちらの世界線の真尋さんも……おっぱい、キモチいいですぅ」
頭程もある大きさの双丘が真尋の頭を挟み込む。
「水くさいじゃないですか……聞きましたよ」
もの凄い力で頭を抑えられた真尋は、些か盛過ぎた感のあるニャルラトホテプの
胸に口を塞がれながらももごもごと何かを叫んでいる。

444 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2016/09/16(金) 00:23:04.65 ID:3PmAy/iX
「何でも、こちらの世界線の私では真尋サンの強大なコスモを受けきれないんですョ!……ですとか?」
ニヤリと口を歪めたニャルラトホテプは高密度に表情を変えながら何ともいやらしい顔をしてみせる。
その躍動感はまるで予算が在るときの深夜アニメだ。
線の多い市松模様のエプロンドレスが翻る様を舐め回す様なアングルで観てしまう。

「ですから……ね?」
「私達がお手伝いいたします!」

「ぷあっ!なっ……な?!」
「まっひろさぁ~~ん……!」
やっとの事で胸の谷間から抜け出した真尋の目の前に、ムッチリとした太ももが迫る。


『えっ……何、この展開』
呆気に取られていた珠緒が、漸く気を取り直す。
目をゴシゴシと擦り、もう一度、見る。

ニャルラトホテプがいる。

かなり盛り過ぎた感じのニャルラトホテプがいる。

躍動感に溢れた下半身の肉付きが増したニャルラトホテプがいる。

『三行でどうぞ』
珠緒はシャーペンをマイクの様に虚空に突き出し、
自身の『守り神(邪な)』に弁明を求めた。

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  • 最終更新:2017-07-19 21:53:30

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