【未完】真尋とニャル子のetc…

投下させてもらいます

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38 名前: 真尋とニャル子のetc… [sage] 投稿日: 2013/06/06(木) 20:48:29.89 ID:VTUaoIJB
「あんたが俺の親父ですか?」
少年は人差し指を真尋の鼻先に突き付けると、そう言った。

「は?」
問われた真尋は、間の抜けた顔でそうとだけ返すのが精一杯だった。
少年と言っても背格好や声音は真尋のそれと大差なく、
妙な口調と合わせて垢抜けない独特の中途半端さが高校生然とした雰囲気を醸し出していた。

「だからですよ…あんたが。俺の。親父。で、す、か、?」
「………は?」
だからもへったくれも無い。
真尋は親父呼ばわりされる歳ではないし、それに「俺の親父」と言う言い回しでは、
まるで「この少年の父親が真尋」の様ではないか。

「あーもう。めんどいな…あんたは八坂真尋なんでしょ?」
「ああ…うん」
「つまりは、俺の親父だしょ?」
「ああ…うん?」
「ユー・アー、マイ・ファザー」
「は?」
「初めてまして。あんたの御息女、ニャ尋です」
「……は?



「……はぁぁああぁあぁぁ!?」


39 名前: 真尋とニャル子のetc… [sage] 投稿日: 2013/06/06(木) 20:49:43.01 ID:VTUaoIJB
「おぉい」
「………」
「ねえってばねぇ…」
「………」
「あー……なんだこいつ、母さんの話しと全然ちがうじゃないか」

…母さん?
空白のときから現実に戻った真尋は少年…ニャ尋の言葉に覚醒した。
「…う、あ。あの…君のお母さんって…ま、まさか」
「戻ってきた戻ってきた…」
自分の子供を名乗るニャ尋の真尋を見る目は完全に軽蔑の色を湛えている。
真尋自身今の質問ほどナンセンスな問いは無いと思った。

ニャ尋

ニャル子のニャに真尋の尋……いや、ツッコミ処は満載だが…
むしろ何処からツッこむべきなのか頭痛が痛い。
先ずはそう。そもそもが、自分と同年代の少年が自分の子供を名乗る不思議。

有り得ない。信じられない。
普通はそうだろう。普通ならば、
しかし真尋はニャ尋の言葉に嘘を感じる事は無かった。


40 名前: 真尋とニャル子のetc… [sage] 投稿日: 2013/06/06(木) 20:51:42.07 ID:VTUaoIJB
真尋がニャル子と結ばれたのは今から数週間前のことで、その甘々な初体験は
ある種のトラウマとして思春期の少年に根付き、三親等までの連想単語から
いつでも記憶フォルダから0フレーム再生可能な体質へと彼を変化させた。

そういう設定。

ニャル子の肉を掻き分けて進む感触は、まるで
とろけた果肉を崩していくような…緩慢で退廃的な疼きが下半身を満たしていく。
亀頭が割開いた粘膜の束は最大径を越えた先でまたすぼまり、
張り出しの基部に絡み付くと、渦巻く潮流は奥への誘いに変じた。

「うぁう…くふぅ……ん!」
眉根を寄せ、珠の汗を滲ませて痛みに耐えるニャル子に
真尋が出来る事は、絡み付く肉膜をめちゃくちゃに掻き混ぜて犯し尽くしたい
と言う衝動を最大級の自制心で抑え、腰を奥へと進めることだけだった。

全てをニャル子の中に納めた時には、衝動と自制心のバランスは更に危ういものとなっていた
「ニャ…ル子…、だい、丈夫…か?」
局部を包むうねりに両の膝が笑い始める、口に出した気遣いとは裏腹に、
真尋の理性のちぎれる瞬間は近かった。

潤んだ碧眼は細かく振るえ焦点の定まらない。
余程の苦痛に堪えているのか、眉根を寄せ、
くいしばる歯は破瓜の際に乱れた銀髪を数本、きつく噛んだまま震えている。

「ニャル子…いたい…か?」
無痛のハズがない。
膣内でペニスに絡み付く熱い湿り気は、愛液だけではない。
「真…尋さん…」
「ん?」
苦し気な声は弱々しく、真尋は抱きしめる形でニャル子の口元に耳を寄せた。


「いっぱい…愛して下さいね」

理性のぶっ飛ぶ瞬間は名状しがたい胸痛を伴って…
真尋は這い寄る生のうねりに冒涜的な求愛を開始した。


41 名前: 真尋とニャル子のetc… [sage] 投稿日: 2013/06/06(木) 20:53:03.35 ID:VTUaoIJB
(あのときか…?)

(それともあのときだろうか?)

(それとも…)

一線を越えた真尋は今まで拒んでいたことが嘘の様に、
ニャル子と歯止めの効かない爛れた逢瀬を繰り返していた。
記憶の思い出箱をひっくり返す真尋は結局考えるのを止めた。

(……思い当たる節が多過ぎる)

「それで…」
頭の中身を見透かされる様な碧眼のジト目を払うように咳ばらいをすると、
真尋は話しの筋を戻す。
「何をしに此処に来た?」

問われたニャ尋我が意を得たりと言わんばかりに、母親譲りの厭らしい笑みを浮かべた。
「あんた、面白いですね」
あんた呼ばわりされた真尋はピクリと頬を歪ませる。
正体を知る前は気にも留めていなかった事が、いちいちカンに障るのは何故だろうか?
「普通、信じないでしょうに。自分の娘が目の前に現れたとか?」
芝居がかった仕草をしながらニャ尋はそう言うと、
初対面のときにそうした様にビシリと真尋の鼻先に人差し指を突き付けた。

「母さんを助けたい…あんたの協力が必要だ」


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ひとまず以上です

  • 最終更新:2014-08-16 11:58:40

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