これは良い夢ですねぇ

いやん♪いやん♪

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

943 :名無しさん@ピンキー:2015/05/23(土) 02:32:07.95 ID:Tq3ymlb3
「ふぁあ、ひあ!くうぅん!」
強烈な締め付けにペニスが堪らず精液を放つ。
何度経験してもニャルラトホテプの膣内は冒涜的に気持ち良く、暖かい。
真尋はごめんとだけ言うと、痙攣するペニスをニャルラトホテプの肉に遮二無二擦りつける。

「あぁっ!ああああ!!」
最奥を叩かれたニャルラトホテプは一際大きくのけ反り、身体を強張らせた。
ニャルラトホテプが達したことを確認すると、ぐちゃぐちゃの膣内で真尋の剛直も更に大量の熱液をぶちまける。


「はぁはぁ―――」
「あ、う……うぅん」
汗だくで大の字になる真尋は隣で気を失っているニャルラトホテプを見やった。
お互い五回目の絶頂は殆ど同時だった。
達した拍子にニャルラトホテプが気を失うのは今回が始めてではない。
……始めこそ心配した真尋だが、今では良いインターバルとして活用している。
ニャルラトホテプの身体を仰向けにすると、乱れて顔にかかった髪を優しく整える。

規則的な寝息を確かめると真尋は、ニャルラトホテプの寝顔に見とれている自身に気付く、気恥ずかしさに
駈られた真尋だが誰も見ていないと思い直し、その幸せそうな寝顔をじっくりと眺めた。

944 :名無しさん@ピンキー:2015/05/23(土) 02:33:11.89 ID:Tq3ymlb3
美しい銀髪に花のかんばせ、匂い立つ甘い汗の香り。
そのどれもが偽りで、全てが本物……
真尋はどうしようもなく無貌の神と言われるこの少女を愛していた。

不意にキスをしたい衝動に襲われる真尋。
「んん……むにゃ……」
「………」

何度も味わった柔らかい唇に自身のそれを近付けていく。
「ニャル……子」
「むにゃあ……でゅふふふ」
「……ん?」
「もう食べられないでしゅ~~でへへへ」
「………」
喋らなければ良い女を地で行くニャルラトホテプだった。

真尋はだらしなく弛緩したニャルラトホテプの顔にデコピンを見舞うと、ベッドに寝転んだ。

「ん?」
足元に異物感を感じた真尋。
違和感の主はベッドに脱ぎ散らかされたニャルラトホテプの服だ。
……脱ぎ散らかしたと言うよりは、真尋が剥ぎ取り散らかしたと言うのが正確だろうか。
ニャルラトホテプに脱がされた真尋の服は綺麗にまとめられているのを見ると、
がっついた様で何となく気恥ずかしい。

せめて纏めておこうと持ち上げたセーターからゴトリと何かが落ちた。

945 :名無しさん@ピンキー:2015/05/23(土) 02:34:47.37 ID:Tq3ymlb3
「これは……」
真尋はまろび出たものとセーターを見比べる。
手の平サイズの黒い直方体だ。

……ふと思い至った真尋はセーターを振ってみる。

ゴトリ。
バサバサ。

バールの様なものが一つと、文庫本が二冊……真尋は深く考えるのをやめた。


その時、手にしていた直方体が淡い光りを放つ。
「うわっ!」
驚いて取り落としたソレが強く輝いて……。


「ん~~……むにゃあ……朝ですかぁ?」
目を覚ましたニャルラトホテプは室内を見渡した。

「なんだぁ、まだ夢の中じゃないですか」
そういうと実に幸せそうな笑顔を見せる。
「でも、これは良い夢ですねぇ」
でへへと声に出して笑うと、ニャルラトホテプは愛しの彼らを見た。


……引き攣った顔の、2人の真尋を。

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

953 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:29:28.05 ID:XSGcePW9
「えへへ♪真尋さんが二人~~」
ニャルラトホテプは状況を飲み込めずに呆然としている二人に這いよった。

「「わっ…!ちょっ!」」
両の腕で二人を掻き抱くと汗ばむ胸板に頬っぺたをスリスリ。

「んふ~~幸せです~~」
今にも涎を垂らしそうな緩い笑顔に二人は思わず苦笑した。
そして、頷きあう。

「ふえ?」
ヌッと突きだされた二つの手。

ベチン!
「にゃんだば!」

「「目が覚めたか?」」
「めっちゃ痛てぇです」
涙目で額を摩るニャルラトホテプを前後に挟む、二人の真尋。

954 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:34:01.77 ID:XSGcePW9
――――「ははぁ、アレを使っちゃったんですか?」
事態を理解したニャルラトホテプは四行で謎の直方体の説明を済ませると、
脳天に手刀の二連撃。

「何でそんな危険なものをお前が持ったままなんだよ!」
「いや~珍しいアーティファクトですしそのまま惑星保護機構に預けるのも勿体な……いえっ!すっかり忘れていましてっ!」
「「お前と言う奴は……」」
「にゃはは」
「笑い事じゃない!」
「……で、これは戻るのか?」
「はい、一時的に時層をずらしているだけですから、そのうち……ふぁ……やぁん」
「ど、どうした?」
「だ、大丈夫か?」
突然赤面して、むず痒そうに身体を震わせるニャルラトホテプは、
下腹部を気にしながら枕元のティッシュペーパーへ手を伸ばす。

向けられたお尻の下から半透明の粘液が太股を濡らしていた。

「んもう……せっかく真尋さんが出して下さったのに……」
ぶつぶつと言うニャルラトホテプの手が掴まれる。

「ふえ?」
キョトンと二人を見るニャルラトホテプ。

955 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:39:29.38 ID:XSGcePW9
「「はぁ、はぁ……」」
ニャルラトホテプは発情した雄の息遣いに挟まれる。

「…………にへっ♪やっぱこう来ます?」
「「少しは反省しろ!」」

真尋はニャルラトホテプに強引なキスをすると、尻肉に指を食い込ませた。

そこにもう一人の真尋が後ろから組み付き、乳房を乱暴に揉むと首筋に吸い付いた。
「んちゅ、れ……にゃ、ふにゅ……ふぁ……んっ!」
貪りあいから離れた唇が後ろから奪われる。

真尋の舌が胸元を南下し臍を愛撫し、そのまま下へ。
「はぁ……はあぁ!」
陰核をかじられたニャルラトホテプは、そこで達した。

真尋は精液と愛液とが溢れ出る膣口を指と舌で丹念に愛撫する。
それと同時に、乳首を吸われたニャルラトホテプは声も出せずに身体を震わせた。
絶頂で震える肉ヒダは熱く蕩け、痙攣と強い締め付けとを繰り返す。

「や…んっ!真尋さんの赤ちゃんのお汁……全部出ちゃいますよぉ」
殆ど泣き声の様なその声に真尋の劣情が強まる。

「がっつくなって」
乳首を責めていた真尋の舌が糸を引きながら遠退いていく。

「すぐ、またパンパンにしてやるから」
陰唇を吸っていた真尋の口が離れる。

四つん這いにさせたニャルラトホテプに真尋が覆い被さった。

急角度に勃起したペニスが熟れた膣肉に、ズブズブと収まっていく。
「ひぃん!あ……あうん!」
「うあっ!熱っ!」
ニャルラトホテプに挿入を果たした真尋は膣肉の吸い付きに呻いた。

「っ……はぁ、あむっ」
真尋は啄む様にキスをすると、ヌルヌルとうごめく舌を指で愛撫する。
「ニャル子……口で、して?」
真尋の指を舌で丹念に舐めていたニャルラトホテプはコクりと頷く。

「動くぞ、ニャル子!」
ぱちゅん。
腰と尻肉がぶつかり、ニャルラトホテプの秘部から粘液が散った。
「ひあぁあ!?あぶっ!ンぐん?!」
嬌声は剛直と一緒に喉奥に押し込まれる。

軋むベッドの上で、二人の雄は本能のままニャルラトホテプの粘膜を犯した。

956 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:42:10.26 ID:XSGcePW9
「うあっ!し、締ま……っ!」
ニャルラトホテプに組み付いて一心に腰を動かして真尋が、快楽の声を上げる。

「あぷっ……んあぁ!」
膣内を抉られたニャルラトホテプは堪らずに真尋に縋り付く。

後ろから犯され喘ぎ声を上げるニャルラトホテプに、真尋は嫉妬にも似た感情に苛まれる。
「あっ!あっ!あっ!ああん!ふぁっちゅっ……ちゅぶ、ちゅぱ!」
ニャルラトホテプもそれに気付き、目の前にそそり立つ剛直をねっとりと舐めあげる。
上目遣いで見上げるその瞳に射竦められて、真尋は射精した。

「ん……けふっ……んあ」
むっとする精液の味と臭いにむせるニャルラトホテプ。

「ひゃっ!」
その上体を引き起こすと、真尋はその唇を強く吸った。
膣奥に大量の精液が注がれる。

957 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:50:49.42 ID:XSGcePW9
「もう、駄目ぇ……」
膣内で暴れる剛直にニャルラトホテプは気を失いかける。
「い、入れるぞニャル子!」
「ふへっ?ん……?!あああ!!」
失いかけたニャルラトホテプの意識が痛みで覚醒する。

ぎちぎちにすぼまるアナルにもう一人の真尋のペニスが強引に入っていく。
「「くうぅ!」」
限界以上に膨張したペニスが二本、それは華奢なニャルラトホテプの肉体の許容を超えていた、
ゴツゴツした塊が膣内と腸内でニャルラトホテプの柔肉を挟んで擦れ合う。

「ああう!うっ!あ!あ!」
二人の真尋は激しくニャルラトホテプを求めた。

腰を打ち付けては唇を奪い合い、柔らかな身体中を二人の手が這いまわり、
ニャルラトホテプの肌に無数のキスを落とす。
「……ああ!いっ、いっちゃいます!ま、また……!」
「僕も、もう……」
「くぁ、で、出……!」

背中越しに唇を吸われながら、ニャルラトホテプが果てた。
肛門の強烈な締め付けに剛直が精液を噴き上げる。
二人の絶頂を感じた真尋はニャルラトホテプの乳首を口に含み、
最後の一突きを子宮口に押し込むと会心の射精を見舞った。

「ふぁ……ああ、しあわ…せ……」

958 :名無しさん@ピンキー:2015/05/25(月) 14:55:36.10 ID:XSGcePW9
「ん~~……むにゃあ……」
目を覚ましたニャルラトホテプは室内を見渡した。

「なんだぁ、まだ夢の中じゃないですか」
そういうと実に幸せそうな笑顔を見せる。
「でも、これは良い夢ですねぇ」
でへへと声に出して笑う、ニャルラトホテプのベッドには疲れ果てて眠る8人の真尋。

「ふわぁ……お休みなさぁい」
ニャルラトホテプは真尋達の頬にキスを落とすと目を綴じた。


―――翌日。

「おっはよーーございます!真尋さん!」
ツヤツヤと輝く朝日の様な笑顔を炸裂させるニャルラトホテプと、
「……おはよ」
げっそりとした真尋の顔が八坂家の食卓にあった。

「さぁ、今日は何を仕出かしてあげましょうか!」
真尋はその幸せそうな笑顔に目を細めると、山芋の煮っころがしを咀嚼した。



おしまい。

  • 最終更新:2015-06-13 18:32:50

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