ドSな真尋さんも素敵です

764 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 13:56:40.09 ID:hAb8qMf2 [1/11]
ドSな真尋さんの話投下していい?
ひたすらニャル子をいじめて半分ぐらい
本番これからだけど完成してからのほうがいいのかな

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 

769 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:18:39.33 ID:hAb8qMf2 [2/11]
八坂真尋は頭を悩ませていた。
由々しき事態である。下手をすれば命に関わる。
悩みの種は同居人のニャル子。
紆余曲折あって、彼女と真尋は少し前からすでに良い仲になっていた。
ふたりきりで出かけたりもしたし、
身体を重ねたことも一度や二度ではない。
公言はしていないものの、あまり考えたくはないことだが、
たぶん身内や親しい友人、もしかするとクラスの大部分にまで知れ渡っているかもしれない。

悩みというのは、このニャル子さんの厄介な性質についてのことだ。
彼女はとにかく悪ふざけが過ぎる。
普段は単に(かなり)やかましいぐらいで済むのだが、
本格的に暴走を始めると、付き合わされるほうの身が持たないほどのハイテンション状態になる。
そうなるとフォーク攻撃以外ではどうやっても止めることができない。
その唯一にして最終手段であるフォーク攻撃が、
このところ効果が薄くなってきているようなのだ。

770 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:20:04.01 ID:hAb8qMf2 [3/11]
せっかく良い仲になったのだから、
もうフォークで強制停止をかける必要はないだろうと思っていた。
実際付き合い始めた当初は、それは大人しいものだった。
特に初めて夜を共にした時など、
口づけを交わしていざという段になると、
普段の様子からは想像もできないしおらしさで、
「やさしくしてください……」
などと言ったものだった。
行為の最中は必死に声を抑えたりもして。
終わったあと、同じ布団で抱き合っていた時には、
「私、幸せ者ですね」とか「朝までこうしていていいですか?」とか、
涙ぐみながら言っていたものだった。
涙の理由は痛みではなく、一つになれた喜びからのものだと、
痛みさえも嬉しいのだと、そう言っていた。
よくある恋愛小説のようなやりとりだが、真尋にとっては、たぶんニャル子にとっても愛しく大切な時間だった。
そして何度も夜を共にするうち、だんだんと悪ふざけの癖が顔を出し始めたが、
うるさい口は塞いでしまえば大抵はおとなしくなった。
それでも暴走が止まらないときはフォークをチラつかせればストップをかけることができた。
つい最近までは。

771 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:21:32.98 ID:hAb8qMf2 [4/11]
ここ数日のニャル子はフォークを前にしても怯む様子を見せない。
「ぐふふ……今の私はそんなものでは引きませんよぉ。おうじゃのしるしを投げつけられても、ねこだましでさえ私を怯ませることはできませんよぉ」
這い寄る混沌は先制攻撃に慣れたのか、知らないうちに進化でもしたのか、
いつのまにか妙な特性を得たようだ。これは真尋にとってこれ以上ない脅威。
優先度の高い先制攻撃で怯ませることができない以上、直接攻撃で処理するしかない。
だが素早さのパラメータはニャル子の方が遥かに上回っていた。
昨晩などはフォークを振るう腕を謎の触手のようなもので絡め取られ、
ベッドの柱に両腕を拘束され、そのまま何度も犯された。
「あはっ、いっぱい出ましたねぇ真尋さん!もう限界?でも真尋さんのココはまだ元気みたいですよ?ほらっ」
「あっ、そういえば聞いたことがあるんですよぉ。男性も潮吹きするらしいです。一度出したあと刺激し続けるとイイらしいですね。挑戦してみましょうよねぇ真尋さん」
「ええのんかここがええのんかぁ?あぁ気持ちいいですねぇ真尋さん!んっあっ、また出てますねぇ。でもこれ潮吹きとはたぶん違いますよね?もう一回挑戦しましょうそうしましょう!」
ニャル子の絡みつく攻撃からの搾り取る攻撃。こうかはばつぐんだ。
しかも、すでにお互いの身体の弱点を知り尽くした仲である。全ての攻撃は的確に急所を捉えていた。
真尋は抵抗することもできず、そのまま2人とも疲れ果てて気を失うまで犯され続けた。
何発発射させられたか覚えていない。
これが何日も続いたらと思うと、冗談抜きで身の危険を感じる真尋だった。

772 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:27:16.83 ID:hAb8qMf2 [5/11]
自分は人間で、ニャル子は邪神。
そもそも種族値で負けている上、どうしようもないレベル差もある。
それでもどうにかして優位に立たなくてはならない。高校生男子の小さなプライドと、何より身の安全のため。
新しい護身手段を考える必要がある。それも早急に。
何かいい手はないものか。
無い知恵絞って考えた。どうすればニャル子を止められるか。

「うわーん。ブラキ○ィオスの爆発よけられないよぅ」
「……避けにくいのなら、閃光玉や罠を使うのも手。それから粘菌は消臭玉で取れる」
「そうよー。道具に頼るのは恥ずかしいことじゃないわ。むしろ使わなきゃ損よー。邪神ハンターのバイトのときもね、道具をケチって大変なことになる人も」
頭を悩ませる真尋の耳に、リビングでゲームに興じる同居人たちの声が届いた。

「それだっ!!」

思わず立ち上がり叫ぶ真尋。
ヒントは身近にあった。
道具。足りない能力を補う道具。状況を変える道具。
何故今まで気づかなかったのか。踊り出したい気分だった。
「真尋くんどうしたんだろう」
「ハス太くん、粉塵を使う」
真尋は頭の中で計画を練る。決行は明日。ニャル子とお出かけの約束の日。幸いにして明日は家には自分とニャル子しか居ない。そして準備をするための時間は充分にある。
「ねぇ、真尋くんどうしたのかな。すごく悪い顔してるよ」
「ハス太くん、イビル○ョーが乱入してきた」
「そっちにいったわよー」
「ひええぇ!」

そして翌日。
「さあさあ真尋さん!今日ですよ!デートですよ!それともいまからここで私を食べちゃいます!?キャーキャー真尋さんのえっち」
ニャル子は相変わらずの様子だが、
そうしていられるのもいまのうちだ。
まだだ。まだ笑うな。真尋は自分に言い聞かせる。
前提条件は全て満たしている。ここで下手を打つわけにはいかない。
努めて平静を装い、ニャル子に自分の要求を伝えた。

「ニャル子。今日はこれを身につけてくれ」
「はいはい真尋さんのお望みとあらばメイド服でもスク水でもブルマでもプラグスーツでも拘束服でもなんでも……え」
振り向いたニャル子の心底楽しそうな笑顔が固まった。どう反応していいかわからないといった感じだ。
「ま、ま、真尋さん、これって」
「お前が知らないはずはないだろ」
抑えきれず、ニヤリと笑いながら真尋は言葉を続けた。
「今日はこれを使うんだ。いいな?」

773 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:35:08.61 ID:hAb8qMf2 [6/11]
その日の午後。
家から少し離れた繁華街を、2人並んで歩いていた。
ニャル子はいつもより言葉が少なく、どこか落ち着かない様子だ。
「で、ニャル子。次はどこに行く?」
「……え?えーと、その、私は真尋さんといっしょならどこでも」
何かに気を取られているのか、返す言葉にもいつものキレがない。
「そうか。……ところでニャル子、そろそろあれ、いってみるか?」
その言葉に、ニャル子はビクッと体を震わせた。
「アレ?アレってなんですか?ニャル子わかんない」
「トボけても無駄だよニャル子。お前は知らないって言ったけど、身につけろと言われて迷わず正しい位置に付けただろ」
「あ、あう、それは」
「わかってて付けたなら覚悟はできてるってことだもんな。じゃあいくぞ」
「ちょちょちょっと待ってくださいこんなところで」
ニャル子は慌てて周囲を見渡す。思っていたほどの人通りはないが、それでも結構な人数の通行人がいる。
ニャル子は目を閉じ身構えた。
こんなところで、こんな人前でアレをされたら。
「……冗談だよ。さすがにこんなところではな」
「で、ですよねー!もう真尋さん、いじわるしないでくださいよー!私ったらてっきり真尋さんがデレを超越してドSに目覚めちゃったのかと」
ホッとしたのか、多少元気を取り戻したニャル子がまくしたてる。
もう少し彼女が注意深かったら、真尋の表情から不穏なものを感じ取っていただろう。
彼の唇の端は、楽しくて仕方がないといった様子でつり上がっていた。
ニャル子が油断する、コノシュンカンヲマッテイタンダ。

774 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:38:33.40 ID:hAb8qMf2 [7/11]
「ひっ、あっ、ふあっ!?」
突然の刺激に不意をつかれ、ニャル子は思わず声を上げた。
「おっと、手がすべった」
トボけた様子で真尋が言う。
ニャル子の身体に走る、その感覚は電気に似ていた。真尋がリモコンを操作したのだと理解するまでにはしばらくの時間がかかった。
「……はっ、あっ……もう、ヒドイですよ真尋さん!」
息を整え、ニャル子が抗議の声を上げるまでにはまた数秒の時間がかかった。
「いやー、これは思っていたより、なかなか……刺激的ですねぇ。しかし、こんな形で不意をつかれるとは思ってませんでしたよー。真尋さんもやりますねー」
「あれ、あんまり効いてないのか?」
「えーと、その、……気持ちいいですよ?でもやっぱり、真尋さんにしたりされたりするほうが燃えるっていうか萌えるっていうかー」
いつもの調子を取り戻したのか、矢継ぎ早に言葉を放つニャル子。
失敗か、と思ったが、よく見ると。
「真尋さん今日はなんだか積極的ですねーいますぐ私と子作りしますそうします?いやんニャル子まいっちんぐー」
少し声が震えているし、両手で自分の身体を抱いて何かをこらえている。それでも両足をもじもじと動かしてしまうのは止められないようだ。
これはつまり。
「そうか。効かないなら仕方ないな」
「そうですよーこんなことしなくても私は身も心もあひゃんっ!?」
真尋が操作するリモコンに合わせて、ニャル子は思わず声を上げる。
「……ふっ、……はっ、はぁっ」
目を閉じ、荒い呼吸を必死に整えようとするニャル子。
思えば簡単な話だった。
ニャル子が暴走するのはどういうときか。照れ隠しにボケをかますのは何故なのか。
余裕がなくて他になにをしていいかわからないときではなかったか。
「ふぅ、……これは強力ですねぇ……驚きました」
小さく開いた口から激しい呼吸をしながら、ニャル子は無理に笑顔を作って見せた。
足を震わせて、立っているのもやっとという様子だが。

775 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:41:40.40 ID:hAb8qMf2 [8/11]
「まだ余裕がありそうだな。……じゃあ、もう少し強くしても大丈夫だな」
「ちょっ待ってくださいふああっぁっ……!」
さらに振動を強めた凶悪な道具に苛まれるニャル子。
油断していた。これがどういった道具なのかは知識としては知っていたが、小さな卵形の物体が、これほど大きな刺激を生むとは思っていなかった。
それは遠隔リモコン式のおとなのおもちゃ。いわゆるリモコンローター。
今は脚の間のだいじなところ、その中でもいちばん敏感なところに当たるように固定されている。
「あはは……すいません、ま、ひろさん……私にはどうも、刺激がつよすぎる……っん、みたいです……」
振動はそのまま快楽となって、下半身の力を奪い取っていく。
ニャル子は真尋の腕にしがみついてなんとか身体を支えていた。そうしないと立っていられない。
快楽は下半身から背筋に、全身に、脳髄に、蕩けるような熱さと、身体を震わせる冷たさを伝えていく。
「真尋さんっ!降参、降参ですっ!……もう、ゆるしてくださいっ」
ひときわ大きな快楽が身体を襲った。限界が近いのがわかる。
背筋を這い上がるゾクゾクした感覚に、恐怖に近い何かを覚えた。
この刺激から逃れる術は、真尋に懇願する以外にない。
衆人環視の中で股間に手を入れておもちゃを取り出すわけにもいかないし、
それを動かすリモコンは彼の手中にある。
「真尋さ、ん、わたしもうっ」
限界だった。気を抜いたらすぐにでも達してしまいそうだった。
頭の中が身体中が快楽でいっぱいになる。今にも爆発しそう。他に何も考えられない。
確認する余裕はないが、周囲の人がみんな自分を見ている気がする。
たくさんの人と真尋さんに見られてしまう。いくところを見られてしまう。
恥ずかしい。助けて真尋さん。
真尋さん真尋さん真尋さん。
もう言葉を発することもできず、必死に目で訴える。

「そうか。じゃあ止めよう」

爆発する。もう耐えられない。目前に迫る快楽の大波に備えようと全身に力を込めた、その矢先。

「ふあ……?」

何が起こったのかわからなかった。間の抜けた声を出すのが精一杯だった。
気づいたときには身体を苛む凶悪な刺激はすでに無く、
痺れるようなもどかしい感覚だけが残された。
止められたんだ……それも寸前で。
「止めて欲しかったんだろ?」
「うー……いじわるですよぉ真尋さん」
ニャル子の抗議の声も弱々しい。
「じゃあ次いくか。映画、いやその前に昼メシかな」
「ま、まってくださいよー」
慌てて後を追うが、脚に力が入らずうまく歩けない。
掴んだままの腕に支えられて何とか進んでいる感じだ。
それからずっと、身体の痺れが収まってからも、爆発寸前まで追い詰められた熱さだけはいつまでも残っていた。

776 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:48:56.41 ID:hAb8qMf2 [9/11]
それからのデートは拍子抜けするぐらい順調だった。
食事中も、映画館でも、買い物中でも、
恐れていた……でも心のどこかでは望んでいたあの刺激は襲ってこなかった。
身体はとっくに冷めているはずなのに、どこか満たされない熱さを宿したまま、時刻は夕方を迎えた。
そして、今日の最後に立ち寄ろうと決めていた喫茶店のテーブル席に腰を降ろす。
「もう終わりか。なんか一日早かったな」
一方の真尋はというと、ニャル子から見ればたってふつう、あんなことがあったのが嘘のように普段通りの調子だった。
「そうですねぇ。でも楽しかったですよー。このまま終わっちゃうのがもったいないです」
不用意なことを言ったと思い知ったのはしばらく後の話。
店員が注文を取りにきて、適当に飲み物とケーキでも頼もうかと思ったその時だった。
「にゃんっ!?」
アレが……きた。
完全に油断していた。
「じゃあ僕はこれと、これ。ニャル子はどうする?」
そ、そこで私に振りますかー!?
ニャル子は心の中で抗議の声を上げる。
こっちはいっぱいいっぱいで余裕ないんですよー!?
「ほら、変な声出してないで注文しろよニャル子」
言いながらさらに振動を強めてくる真尋さん。
鬼畜にもほどがあるでしょうJK。
「……じゃあ、わた、わたしにも、それ、と、同じものを」
意地の悪い快楽に耐えながら、なんとかそれだけ言葉を絞り出す。
両腕は無意識にスカートの裾を握りしめていた。
店員がレジ裏に戻ってからしばらくして、ニャル子の呼吸がようやく落ち着いてきた頃。
「よく声出さなかったな、今の」
「……ホントですよ、真尋さん。今のはちょっとあんまりですよぅ。店員さんに変な目で見られたじゃないですかぁ……」
「いや、なんか期待してたみたいだったから」
おもちゃの刺激に加えて、真尋の言葉がニャル子を追い詰める。
図星をさされてニャル子は慌てた。そんな。どうしてバレて。
「えっ!?私、そんな期待なんて」
「してただろ。僕のポケットの辺りをチラチラ見てたし。それに、足。こすり合わせてただろ。ずっと。見てないと思ったか?」
み、見られてたー!
恥ずかしい。赤ちゃんできそう。
肉体と精神の両面を同時に責められ身悶えするニャル子。
しかし真尋の責めは終わらない。
「……で、本音は?」
「えーと、その、私、あの、恥ずかしくて」
しどろもどろに弁解しながら、視線を彷徨わせる。
この期に及んで往生際の悪いことだと自分でも思うが、それでもニャル子は認められない。
認めるわけにはいかない気がした。
「正直に言わないとずっとこのままだぞ」
だが、真尋の責めはそれを許さない。
このまま、というのはつまり。
「どんなプレイでも受け入れるって言ってたよな?ニャル子。だったら今日は僕の言うことを聞いてもらうぞ。お前の対応次第で、電池が切れるまでずっとこのままだ。勝手に取り外すのは禁止。もちろん自分でするのも禁止。それから今夜はなし」
最後の逃げ道も塞がれた。
微振動がニャル子の身体を責め苛む。甘い痛みが微弱な電流のように身体中を駆け回り、神経を焦がしていく。
けれどそれは達してしまうほどの刺激ではなく、決して満たされない快楽に全身を焼かれ続けるということだ。
「あの、私、私は……」
そんなの耐えられない。でも。でも。

777 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:53:36.27 ID:hAb8qMf2 [10/11]
不意に、テーブルの下で真尋の手がニャル子の内股に触れた。
ニャル子の身体が期待に震えるが、真尋の手は肌を軽く撫でるだけで去ってしまった。
もっと触ってほしい。もっと刺激がほしい。早く開放されたい。
「真尋さん、私、もう」
もう、ダメだ。
快楽が羞恥を上回り、理性を手放す他に選択肢はなかった。
「……もぉがまんできませんっ。まひろさん、おねがいします。わたしをきもちよくしてください。いかせてください。はやく、はやく、もう、がまんできないんですっ」
考えるより先に言葉が口をついて出る。はやく、はやく。
たぶん心のどこかが壊れてしまったんだと思った。
「はい、よく言えました」
ご褒美とばかりに、真尋はリモコンを最強にスイッチする。
途端、痛いぐらいの振動がニャル子を襲った。焦らされ続けた身体にはそれさえも快楽だった。
「んっ……!んうっ……!」
テーブルに突っ伏し、手拭きを噛んで必死に声を抑えるニャル子。
きもちいい。きもちいいけど。こんなに気持ちいいなんて聞いてない。
壊れてしまいそう。でもそれが気持ちいい。気持ちいいこと以外考えられない。
「ニャル子ー。おーいニャル子。何回いきたい?」
「……っしゃっ、しゃんかい」
3回って。ニャル子は自分に突っ込む。どこから出てきたんですかその数字。このまま3回もいかされたら死んでしまいますって私。
「3回な。がんばれよ」
真尋さんも止めてくださいよ!
理性の次は意識すら手放すことになりそう。
だが巨大な快楽の大津波に襲われ、すぐに何も考えられなくなる。
全身が満足感に包まれたと思ったのもつかの間、立て続けに襲ってくる振動が、身体の許容量を超えた快楽を無理矢理に詰め込んでくる。
空気を過剰に押し込められた風船のように破裂してしまいそう。
ちょ、まじシャレにならんです。もう勘弁してください。
そう伝えたいのに、どうやってしゃべればいいのかわからない。
今までどうやって声を出していたのかわからない。
息ができない。息の仕方がわからない。
全身がきもちいいのでいっぱいになって、それでもきもちいいのをつめこまれてツライです。たすけてください。
「もう限界か?止めてほしい?」
全身を痙攣させるニャル子を見下ろし、真尋が最後のトドメをかける。
ここまでやったドSな真尋さんが助け舟など出すはずもないのだが、今のニャル子には考える余裕など微塵もない。
あれほど待ち焦がれていた快楽なのに、今は一秒でも早くこの快楽の地獄から開放されたかった。
「止めてほしかったら僕のいうことを聞くこと。条件はひとつ。これからしばらくの間はそれを付けたまま生活しろ。僕の許しがあるまでずっとだ。風呂と寝る時だけは取ってもいい。電池交換は毎日。よければ合図しろ。拒否するならこのままだ」
強烈な快楽に焼き焦がされる中、ニャル子は懸命に真尋の言葉を処理しようとする。
が、無理だった。早く快楽を止めてほしい。それ以外のことは何も考えられなかった。
ニャル子は必死に頷いた。突っ伏したまま頭を上下に動かして了解の意を示した。
はやくとめてください。おねがい。たすけ
「契約成立、だな」
振動が止まった。強制的に詰め込まれ続ける快楽を急に奪われる衝撃。それさえも快楽だった。
処理しきれず残された余韻が溢れ出し、それだけでニャル子は達する。1回。2回。
新鮮な酸素が恋しいなぁ。と、そう思ったあたりから、ニャル子の記憶はひどく曖昧になる。

778 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 14:56:49.19 ID:hAb8qMf2 [11/11]
今回はここまで。

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804 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 03:45:30.68 ID:1fPVwNr7 [1/10]
>>777のあとニャル子をお持ち帰りしてからの展開でちょっと迷ってる
すまんちょっと力を貸してくれ

1 ニャル子が抵抗出来ないのをいいことに好き放題するけど結局らぶらぶ
2 ドSが加速して調教を続ける真尋さん
3 回復したニャル子に逆襲される真尋さん

こういうのこれで最後にするから…

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813 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 14:54:16.24 ID:1fPVwNr7 [2/10]
1が多いな。とりあえず1で書いてみるよ

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820 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:14:33.81 ID:1fPVwNr7 [3/10]
>>777
それから喫茶店のメニューをどうにかして平らげ、ニャル子はいつの間にか家に戻ってきていた。
まるで靄がかかっているかのように意識と記憶がはっきりしない。
どうやって帰ってきたのかよく思い出せない。あれからどのぐらい時間が経ったのかもわからない。
未だ続く熱の余韻は現実をひどく曖昧にしていた。すべてが夢だったような気さえする。
「楽しかったか?ニャル子」
「ふぁい。きもちよかったふぇす」
ニャル子は夢心地といった様子で、真尋が何を言っても上の空だった。
おもちゃ攻撃が相当お気に召したらしい。

そんなニャル子を前にして、真尋もまた膨れ上がる感情を抑えきれずにいた。
目の前でこんな無防備な姿を見せられて、賢者でいろというのは無理な相談だった。
ニャル子を焦らすということは、自分をも焦らすということなのだと思い知った。
ニャル子の手を引いて足早に寝室に連れ込み、後ろ手に鍵をかけた。
悪いなニャル子。僕ももう我慢できそうにないんだ。
いいよな?

821 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:16:42.12 ID:1fPVwNr7 [4/10]
邪魔な衣服を乱暴に脱ぎ捨て、2人とも下着姿になる。
下着を残したのは真尋の最後の理性の賜物だろう。ニャル子は無抵抗だった。
そのままニャル子をベッドに押し倒し、真尋はその上に覆いかぶさる。
ちょっと急ぎすぎかとも思ったが、いいや逆だ。ここまで自制した自分を褒めてやりたいぐらいだ。
そして乱暴に唇を奪う。首筋に、胸にと口を付ける。
「ひゃっ、真尋さん?」
その衝撃からか、ようやくニャル子の声に意思が戻ったようだ。
「あれ?今何時ですか?これはどういう状況ですか?ここは誰?わたしはどこ?ニコ生の放送って何時からでしたっけ?なんで私裸で……ま、真尋さんまでどうして」
ニャル子はひどく気が動転しているようだ。無理もないが。
「今は夜の6時半すぎだ。あれからボーッとしたまま動かなくなったお前を引きずって帰ってきた。ここは僕の部屋のベッドの上。ニコ生のことは知らん。脱がしたのはこれからお前を抱くためだ」
混乱するニャル子のためにひとつひとつ丁寧に疑問に答える真尋さん。なんて親切。
「あー、なるほどよくわかりました。今日は○ザエさんとジャンケンをする日で今朝は男の子向けの
プリキ○アやってましたよね。聖闘士なのに武器を使うとかさすが忍者は汚いですよねー」
ニャル子はまだ混乱している……のか?
「諚を破っても罰則は特にないみたいだし時代が変わったってことなんだろ。それとお前は今から僕に抱かれるんだ」
「そうでしたねー。3人がかりで1人をボコってもお咎めなしの時代ですもんねー。あっ、そうそう。ケ○ディオの引換券付きの前売り券、真尋さんの分も買っておきましたよー。始まったら一緒に見に行きましょうね真尋さん」
「楽しみにしておくよ。そしてお前は今から僕に抱かれるんだ」
「あーっ、そうでしたそうでした。WEB最速ニコニコ生放送は25時からでしたー。いやー楽しみですねぇ真尋さん」
「なぁ、ニャル子。お前もうとっくに混乱収まってるよな。収まってるだろ」
「えっ、何をおっしゃる真尋さん。私まだ絶賛混乱中ですよ!キーの実なんて持ってませんよ!わけもわからず自分を攻撃してしまう勢いで混乱してますよ!」
まあ、そうやって自分の首を自分で絞める辺りはそれっぽいが。
「時間稼ぎはそこまでだ、ニャル子。もう観念しろ」
真尋はニャル子の身体を守る最後の砦を引き剥がしにかかる。

822 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:18:12.43 ID:1fPVwNr7 [5/10]
「やっ……真尋さんっ、待って、待ってぇ……」
抵抗虚しく、ニャル子の胸を覆っていた黒の乳ぱんつはあっさりと取り払われてしまった。
「だめ、真尋さん、今日はもう疲れちゃって。おねがい待ってくださいよぅ……」
最後の1枚だけは奪われまいと、ニャル子は真尋の手を押さえつける。
が、抵抗する腕に力がこもっていない。未だ残る快楽の余韻のせいか。
「ひゃんっ!やめ、やめて……くださ……あぅ」
露わになった形の良い胸を、真尋の片手と舌先が襲い、
もう片方の指が、下着の上にくっきりと浮き出た割れ目をなぞる。
ツンと上を向いた突起を舌先が撫でるたび、
敏感な聖域を布の上から擦られるたび、
ニャル子の背筋は意思に反して跳ね上がり、漏らす声は自分自身をも追い詰めていく。
2回。3回と。それが繰り返されただけで、意識は真っ白な世界に放り出され、思考回路はショートしてしまった。
荒く激しい自分の呼吸音が、どこか遠くの方から聞こえてくる。
下着を降ろされる音が聞こえる。下着に染み込んだ液体が糸を引く感触、太ももから足首まで、下着の移動と共に液体が塗り広げられていく感触がある。冷たい。熱い。
すぐ近くに、誰かの荒い呼吸音がある。誰?自分ではない誰か。

823 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:19:57.60 ID:1fPVwNr7 [6/10]
「ニャル子。……いれるぞ」
声。聞き慣れた声。どこか熱っぽい声。
真尋さんだ。うれしい。真尋さんが私で興奮してくれているのがうれしい。
しかしその思考も、間を置かずに襲ってきた衝撃にかき消されてしまう。熱い。熱い。息ができない。
目の前に火花が散る。入ってくるたび。出ていくたびに。
否応なしに意識がそこに集中してしまう。
おへそのしたのほう。だいじなところ。そこで真尋さんを感じる。真尋さんのおもいをかんじる。
わたしの耳がまひろさんの息づかいをかんじる。肌でまひろさんノ熱をかンじる。口でまひろさんの味をかんじる。はなでまひロさんのかおリをかんジル。
壊れてしまう。こわれてもいい。
身体中でまひろさんのすべてをかんじる。
きもちいい。きもちいいよぅまひろさん……。

「ニャル子、ニャル子っ」
夢中でニャル子に思いを叩き込み続ける真尋。
ニャル子はさっきから声を出すこともできずに不規則な呼吸を繰り返し、身体を痙攣させている。
とっくに限界を超えているのだろう。それでも真尋は自分の欲望を抑えることができなかった。
だが余裕がないのは自分も同じ。限界が迫ってくるのを自覚する。
それにつれて少しずつ頭が冷えてきたようだ。
まずい。このままではまずい。すぐに果ててしまう。
ニャル子の体内は狂おしいほどの刺激で満ちあふれていた。
やわらかくも凶悪な、名状しがたい触手のようなものが幾重にも重なり、真尋の分身を逃すまいと締め付ける。
さらに、体内はニャル子自身の震えに共鳴するように小刻みに収縮を繰り返し、
じっとしていても真尋を爆発に導いていく。
このまま動き続ければ、1分も持たずに解き放ってしまうだろう。
正直、このまま果ててしまいたい。そんな逆らいがたい欲望に突き動かされてきたが、ここまで来てふと、別の欲望が真尋のなかに生まれた。
昼間のニャル子を思い出す。夕方の喫茶店での出来事を思い出す。
あのときのニャル子がもう一度見たい。
感じさせたい。焦らしてやりたい。恥ずかしがらせたい。いじめてやりたい。
ニャル子のかわいいところがもっと見たい。
真尋は動きを止め、ニャル子の息が落ち着くのを待った。
自身の欲望と、ニャル子の体内の刺激と戦いながら待ち続けた。

824 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:21:54.55 ID:1fPVwNr7 [7/10]
「……ま、ひろさん……?」
5分ほど待っただろうか。
呼吸は乱れたままながらも、ニャル子の瞳に意思の光が戻り、
突然動きを止めた真尋を不思議そうに見上げていた。
「なあ、ニャル子。今日はいつより感度がいいみたいだな」
「なっ、そんなことっ」
快楽と興奮に蕩けているニャル子だが、真尋の言葉に思わず羞恥心を掻き立てられた。
「そんなことあるだろ。ちょっと触っただけで気をやったり。いれただけでこの有様だろ。いつもと様子が違うよな?どうしてなんだろうな」
「そ、それは……そのぅ……」
意地の悪い真尋の視線から逃れたくて、ニャル子は思わず目を逸らす。
「……そう!真尋さんがあんなこと!あんなことするからですよ!」
「あんなことってどんなことだ?人前で感じさせられたことか?恥ずかしいのが気持ちいいのか?」
「……っ違います!私は」
「そんなに気に入ったのか。あのプレイ。ニャル子はホントいやらしいな」
「う、う、……もう……真尋さんのばかぁ……」
これはひどい羞恥責めだ。
耳まで真っ赤にして、ニャル子は両手で顔を覆って身悶える。

「それじゃ、ニャル子が正直になれるように実験してみようか」
「ひゃんっ」
真尋は上体を起こし、ニャル子に馬乗りになっているような体勢をとる。
急に体を動かされた刺激でニャル子は声を上げた。
真尋は先ほどまでニャル子を苛んでいた凶悪なおもちゃを敏感な突起物に押し当て、
慌てるニャル子が制止をかける前にスイッチを入れた。

825 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:23:13.50 ID:1fPVwNr7 [8/10]
「ひゃわわわ、まま真尋さん、やめ、おねが、やめえぇぇ」
挿入されたまま敏感な部位を刺激される衝撃はいかほどのものか。
ニャル子は身体中を使って抵抗する。頭を振り回し、両腕は真尋の胸をぽかぽかと殴りつける。
「で、ホントはどうなんだニャル子。コイツはそんなに気に入ったのか?」
言葉責めを続ける真尋だが、実のところ真尋にも余裕はなかった。
ローターの振動。これはまずかった。
ニャル子の体を通して、振動が真尋の分身の全体を刺激してくる。
その上、ニャル子が受ける衝撃はそのまま内部の細動となって真尋を追い詰めていく。
蠢き、締め付け、吸い上げる。
まずいまずいこれはまずい。早く白状してくれニャル子。
「いいます!いいますからぁ……それ、それらめ、ゆるしてくださいっ!」
ニャル子が白旗を上げてくれて一安心の真尋。ローターを止め、ニャル子の次の言葉を待つ。
「……きっ、気持ちよかったんですっ。真尋さんにいじわるされて、恥ずかしくて、興奮しちゃったんですっ。もういいですか。もうやです。はずかしいのはいやですっ……」
羞恥の告白を強要され、辱めに喘ぐニャル子。
その目に浮かぶ涙に、真尋はどこか興奮を覚えてしまったが。
「ごめん。ニャル子。ちょっとやりすぎたな」
謝罪の意を込め、深い口づけを捧げる。
「うぅー……ホントですよぅ」
「お詫びってわけじゃないが、今度は一緒に気持ち良くなろう」

826 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:24:11.05 ID:1fPVwNr7 [9/10]
もう、お互い自分を偽ることも、隠すこともなかった。
真尋は容赦なく欲望を打ち付け、ニャル子は全身でそれを受け止める。
「まひろさん……まひろさん、きもちいいですか?まひろさん、あっ……」
半分意識が飛んだ状態のくせに、ニャル子はこんなときまで人の心配を優先してくる。
まったく、こいつには本当にかなわない。真尋は苦笑する。
「ああ、最高だよニャル子」
惚れたよ。メロメロだよ。もう離さないからな。
言葉の代わりに、勢いをさらに強めていく。
ペース配分なんか考えない。感じること、感じさせることだけに集中する。
絡みつくニャル子に思い切り突き刺し、引き抜く。
限界はあっという間に訪れた。
「ニャル子、ニャル子、ニャル子っ!」
解き放つ。ニャル子の中に叩きつける。
2人は呼吸を忘れて快楽を分かち合う。
幸福の最高潮は数秒に渡って続いた。

真尋が思考を取り戻す頃には、ニャル子の静かな寝息が聞こえてきていた。

827 名前:ドSな真尋さんも素敵です[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 20:25:04.80 ID:1fPVwNr7 [10/10]
ニャル子の幸せそうな寝顔に軽く口付けし、頭を撫でてやると、くすぐったそうに喉を鳴らした。
ああもうかわいいなこいつ。
「……好きだよ。ニャル子」
こういうことは面と向かってはなかなか言いづらいものがある。
これで勘弁な。ニャル子。
小さく囁くと、真尋はニャル子の隣に横になる。
「えへへ。うふふ。まひろさぁん。僕と契約してメス奴隷になってよだなんて。うひひ。ニャル子こまっちゃう」
寝言までうるさいやつだ。

そういえば風呂がまだだった。夕食もだ。
起きてからでいいか……。
ニャル子に掛け布団をかぶせて、自分もその中に入りこむ。
心地よい疲労感に身を任せ、目を閉じる。
真尋が睡魔に意識を明け渡すまで時間はかからなかった。

「……好きだよ。だって。キャー。キャー。どうしよう。私幸せすぎて死んじゃいます」
眠りに落ちる直前、聞いてはいけないものを聞いた気がしたが別にそんなことはなかったぜ。

僕たちの愛が地球を救うと信じて。
ご愛読ありがとうございました。

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 

855 名前:ドSな真尋さんおまけ[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 17:27:17.28 ID:yf/xmWfs [1/3]
2ルートの場合
「ひゃいっ!?まままま真尋さんどうしてあひゃあぃ!?」
許さないぞニャル子。絶対にだ。
真尋は怒っていた。

あのデートの翌日、とんでもない事態が発覚した。
おかしいと思っていたんだ。
母には頻繁に初孫はいつになるのかとか訊かれるし、
記者志望の噂好きからはニャル子との仲について人目もはばからずにインタビューされるし。
思い返せば最近クラスメートの視線が妙に生暖かかった気がした。
中には「がんばれよ」などと言って肩を叩いてくるヤツもいた。
あの担任でさえ「応援してるからな。ただ校内ではちょっと自重を」とか言ってくるほどだ。
つい先ほどなど、人の良いメガネから何故かレッド○ルを24本箱入りでプレゼントされた。
何故レッ○ブルなのかというと、夜の生活で役立つ成分が含まれているらしく、
いかにもそれっぽいドリンク類だとニャル子さんを萎縮させてしまうかもしれないという配慮からなのだとか。
ついでにクー子とハス太は石化していた。
何故これほどまでに周囲にニャル子との仲が知れ渡っているのか。
原因は数分前に判明した。
「……それでですね、真尋さんったら情熱的に私を求めてくれまして!そりゃもう激しいのなんのって。私が泣いても叫んでもおかましなしでめちゃくちゃにされちゃいましたよ!でもそのあとはやさしく頭を撫でながら、好きだよニャル子、とか言ってくれてですね!」
ニャル子は嬉しそうに大声で、よりによって暮井に向かって話していたのだ。

「情報漏洩の原因はお前かあああニャル子!ていうかあの時起きてたのかお前ええええ!」
「いいじゃないですかー意外と照れ屋さんですね真尋さん」
「黙れニャル子!お前に僕の悲しみがわかるか!平穏な学園生活を奪われた僕の悲しみが!」
「ひゃあっ!?真尋さんっ、ここ学校ですよ!?ひゃ、止めて、とめてくださいぃぃぃ」
「ソレのことは話さなかったんだな。皆にバレたくなかったら耐えろ。その素っ頓狂な声と奇妙キテレツな行動を」
「そっそんなの無理!無理ですよぉ真尋さんっ!私耐えられません!」
「お前みたいなのを野放しにしていた僕がバカだった。お前にはキツイお灸が必要だな。これからその身体に教え込んでやるから覚悟しろ」
「きゃんっ!?らめ、らめぇ!ごめんなさいっ、もうしません許してくださあああ!」
それから日を追うごとに真尋の責めはエスカレートしていったのでした。

856 名前:ドSな真尋さんおまけ[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 17:31:37.04 ID:yf/xmWfs [2/3]
3ルートの場合
「……おい。これはどういうことだ」
気がつくと真尋は拘束されていた。
両手両足を手錠で、ベッドに大の字の体勢で。
「あ、ようやくお目覚めで。いえね、あの日のプレイで、私……その、たいへん感じてしまいまして」
ベッドの脇には、真尋が隠していた秘密の道具箱を漁るニャル子がいた。
「それでですね。あの感覚を、ぜひとも真尋さんにも味わっていただこうと思いまして。こうして夜に這い寄ってまいりましたー」
「やめろ。いい。帰れ」
真尋は手足に力を込める。が、手錠はびくともしない。
「わー、いっぱい準備してくれてたんですねー。その手錠も、……うわ、すごいですねーコレ。こんなの入れられたら壊れちゃいそうです」
ニャル子が手にしているのは男性器を模った電動のおもちゃ。
「おい、バカ、やめろ。それは男に使うものじゃない」
「だいじょぶですよー。ちゃんとローションたっぷり塗ったくりますから!私だってそのぐらい知ってます!」
「そういう問題じゃ……とにかくそれはやめろ」
「えー。……わかりましたよぅ。じゃあこっちにしときます」

えーい、というニャル子の掛け声と共に、真尋の肛門に何かが突き刺さった。
「アッー!」
ちくしょう嫌な汗が出てきやがった。真尋の全身が強張る。
「知ってますよコレ。こうやっておしりにいれるんですよね」
ニャル子は容赦なくソレを抜き差しする。
見えはしないが、真尋は感触でソレが何なのかわかった。わかってしまった。
それは球体がいくつも連なった棒状のもの。いわゆるアナルバイブ。
「あっ、見て見て真尋さん!真尋さんのココ元気になりましたよ!そんなに気持ちよかったですか?」
言われて目をやると、確かに真尋の分身はすでにそそり立っていた。
「……よくないっ!きもちよくなんかないっ!」
本当だった。
いや多少は気持ち良くもある。ちょっとある。
特に引き抜かれるときなど、背筋にヒヤっとする何かを覚える。
が、動かすニャル子にあまりに遠慮も加減もないものだから痛みの方が強い。
なのに反応してしまうなんて……。
真尋は自分が情けなくなった。

「真尋さんも元気になったことですし、それじゃ失礼して……」
ニャル子は服を脱ぐと、真尋にまたがって腰を落とす。
真尋の分身はあっさりとニャル子の体内に飲みこれた。
ニャル子の体内の触手のようなものが絡みつき、真尋は思わず声を上げてしまう。
「うっ……あ」
「うわあ、その表情は反則ですよぅ。真尋さんかわいいです。いじめたくなっちゃいます」
「なにバカなことを……はうっ!?」

腸内に突然叩き込まれた電撃のような刺激。
バイブのスイッチを入れられたのだと理解するまでには少々の時間がかかった。
「あっん、真尋さんのココ、また大きくなりましたよ。そんなに気持ちいいですか?」
「うあ、やめろ……ニャル子ぉ……」
「だいじょぶです!すぐにもっと気持ち良くしてさしあげますよ!」
バイブに続いてニャル子も動き始める。
肛門は凶悪なおもちゃに蹂躙され、分身はさらに凶悪な混沌の体内に犯し尽くされる。
振動が真尋の身体を混濁させ、
絡みつき締め上げる触手は蠢きながら真尋の意識を吸い尽くす。
限界はほどなく訪れた。

「あっ……あんっ、真尋さん、もういっちゃったんですか?でもまだまだ。これから私が絞り尽くして上げますからねぇ」
這い寄る混沌の責めは終わらない。
繰り返し繰り返し吸い上げられ、理性も意識も溶けてなくなっていく。

遠のく意識をついに手放さざるを得なくなった頃、最後に真尋は思った。
どうしてこうなった。

「アッー!」

857 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 17:33:01.34 ID:yf/xmWfs [3/3]
せっかくだから書いてみた。後悔も反省もしている


  • 最終更新:2014-08-16 10:55:41

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