原作9巻ネタバレ注意

843 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/13(水) 18:32:04.92 ID:l+d8dagP
9巻のロリニャル子に性的なイタズラしちゃうSSが読みたい

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846 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/13(水) 20:36:09.85 ID:usjU9Yph [2/2]
>>843
原作9巻ネタバレ注意

ニャル子「ヨグソトス先生」
真尋「ん?どうしたニャル子。まだ帰ってなかったのか?」
ニャル子「ええと、そのですね……」
真尋「(様子が変だな……。まさか偽者だってバレたとか?)何か悩み事か?」
ニャル子「その、その……み、見てください!!」(バッ)
真尋「!!?!?」
イス香(こ、これは!女の子で仮面●イダープリントとは通ですヨ!)
真尋「そういう問題じゃねえよ!じゃなくて、何やってんだニャル子!女子がそんなの見せるな!」
ニャル子「そうはいきません!先生、ニャ、ニャル子を……大人にしてください!」
真尋「はあぁ!?」
イス香(真尋さんロリロリコンバインだったですヨ!?どうりでフラグクラッシュ率がパないわけですヨ!)
真尋(お前ちょっと黙ってろ!)
真尋「とりあえず落ち着いて話せパンツしまえ話はそれからだ」
イス香(真尋さんが一番落ち着くですヨ)
ニャル子「愛し合う男女はこういうことをするものだと……好きな人ができたらまず既成事実を作っておけとおっしゃったのはヨグソトス先生じゃありませんか!」

…………。

真尋「お前が諸悪の根源かヨグソトスぅぅぅ!!!」
ニャル子「せ、せんせっ!?」
真尋(ひょっとして未来で邪神3人があんななのもヨグソトスの教えのせいじゃないだろうな!?亀甲縛りといい子供に何教えて――)
真尋「……好きな人?」
ニャル子「は、はい……。私は、先生が好きです……!子供ですけど、本当の本当に大好きなんです……!だから、先生が私を大人に……」
真尋(ヨグソトスが好きって……じゃあ、ニャル子の初恋って……)
真尋(僕のことあれだけ好きって言ってたくせに……。簡単にそんなこと言えるのかよお前……)
イス香(ま、真尋さん?どうしたですヨ?お顔が恐いですヨ……)


このあと
A:キレた真尋がそのままロリニャル子を無理矢理鬼畜ルート
B:「そういうのは本当に大事なヤツのためにとっておけ」未来純愛ルート

てとこまで考えた
誰か後は頼む

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849 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 05:51:06.48 ID:01n2fHk5 [2/6]
>>846
禿げたのでBルートでやさニャル書いてみます。
※9巻ネタバレ注意

そうこうしていると、ニャルラトホテプはあろうことか首元のボタンまでおぼつかない指先で開け、
その白くて未発達な体を晒した。

胸の中をカクテルの様にシェイクされて振り回されて地面に叩き落とされた気分だ。
嬉しいしムカつくし、矛盾する気持ちが真尋自身理解できなかった。

ニャル子の初恋が自分であったことは少なからず嬉しかった。
いつも自分に一目ぼれしたと言っていたニャルラトホテプに、顔で選んだのかという疑念が離れなかったので
今回こうして過去にやってきて、八坂真尋という肉体でなく、精神だけが八坂真尋という自分を
それでも好きだと言ってくれたという事は、彼女は少なからず外見だけで自分を好きになった訳ではない
という事だ。中も外も全部大好きだと言われているようだ。

邪神だろうが地球人だろうが、そんな彼女の気持ちを嬉しくないハズがなかった。

だけど同時に、ニャル子にとっての初恋が、ヨグソトスなのだと意識されるのはおもしろくない。
贅沢な我侭だとは分かっていたし、とんでもない独占欲だと思う。しかしおもしろくないものはおもしろくない。
事実、中身は真尋なのだがその事にニャル子は気づいていないのだ
自分であって、自分でない誰かに恋をしたと記憶されるのは、何故だか腹がたつものだった。

しかも、はたから見ればニャルラトホテプはヨグソトスを誘惑しているのだ。
そう思うと頭に血が上っていくようだった。

いっそ此処で洗いざらい真実をブチまけたい所だが、そんな事をすれば未来が改編されてしまう可能性がある。
そうなったら?もしかしたら、自分達は出会った瞬間に長年想いあった仲としてお付き合いをはじめるのかもしれない。
それは嫌だった。

たしかに史実でいう真尋とニャルラトホテプの出会いは最悪だったが、あれはあれで、結構、悪くないとも、思う。
騒がしいし、問題も耐えない毎日だったけど、彼女とたしかに積みあげてきたものはあった。
それをなかった事にするのは嫌だった。

だから、彼女に自分が真尋なのだと告げる事は出来ない。
悔しいけれど。

ニャル子「・・・せんせ?」
外気に晒された小さな体に自分が着ていた黒いスーツをかけた。
ニャルラトホテプはとまどった様な瞳で此方を見上げる。

真尋「・・・服を着なさい。この季節にこんな所で、風邪引いても知らないからな。」
ニャル子「・・・せんせいは、やっぱりオトナのおんなのひとの体の方がいいんですか?」
真尋「・・・は?」
ニャル子「そうなんですね。だから、わたしのからだなんか見てもなんとも思わないんですね・・・!」
真尋「ちょ、ちょっと待て。僕は何もそんな事ー」
ニャル「だったらわたし、先生の好きなみりよく的な体になりますよ!何がいけないんですか、教えてくださいよ!」
エメラルドの瞳が濡れて、縋りつくように自分の服を掴む。ニャルラトホテプはどこか焦っているようだった。
まるで、自分がいずれ未来に帰る事を知っているようだった。


850 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 06:43:15.27 ID:01n2fHk5 [3/6]
柔らかい体が此方に抱きついてきた。
過去でも未来でも、手のかかる奴だ。

彼女の涙を吸ってシャツが僅かに重くなり、真尋は苦笑してフっと息をつく。
そうしてから、その小さな体を抱きしめた。
銀の髪に唇を寄せるとふわりと甘い香りが鼻をくすぐって、たまらない気持ちになる。
自分は一体何をやっているのか。

真尋「・・そんなに焦る事ないだろう。体なんて、そのうち成長する」
ニャル子「そのうちじゃダメなんです!今、今じゃないとー・・・」
真尋「・・・・なんでだよ?」
ニャル「そ・・それは・・わからないですけど・・・」
真尋「・・・何にせよ、もう少し自分の体を大切にしろよ。そーゆーのは、簡単に男に見せるものじゃないだろ。」
ニャル子「・・かんたんじゃ、ないもん。わたしは本当に、せんせいが・・・」

背中を撫でるようにさすっていると、肩口でさらに泣きだした。泣かせるつもりはないのに、どうしたってこの
少女は泣きたがりのようにボロボロと大粒の涙を流しては自分のシャツを濡らす。

真尋「お前もまだ若いんだから。もっと色んな男を見て、もっと視野を広げろよ。」
ニャル「・・・・」
真尋「狭い世界で焦って判断するな。子どもなんだから、のびのびやればいいんだよ。」
ニャル「・・・なんだか、せんせいみたいですね。」
真尋「いや、先生なんだけど。」
一応。
すかさずツッコミをいれると、ニャルラトホテプは腕の中で小さく笑った。


851 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 06:44:11.95 ID:01n2fHk5 [4/6]

「本当にいいのか?送っていかなくて。」
あれから泣き止むまで背中をさすって、気がつくと夕刻だった。
「いいんですよ!父に電話してお迎えを頼みましたから!」
あ、そ。
「じゃあ、また明日学校でな。クー子とケンカして遅刻するなよ。」
ニャルラトホテプの父とは一体全体どんな姿をしているのだろうか。
考えただけでsan値が落ちそうだ。此処はお迎えが到着する前に早めに立ち去るのが懸命だろう。

「あ、そうだ。せんせい!」
「・・・ん?」
踵をかえした所で、背中に声がかかる。振り返ると真っ赤な夕焼けに飾られたニャルラトホテプがいた。
逆光で表情は伺えないが、おそらく悪戯をする少女のように微笑んでいるのだろうと思った。
とても綺麗だった。

「せんせい、言いましたよね。もっと視野を広げて、沢山男の人を見るべきだって。」

「・・・あ、ああ。」

意地の悪い口調だった。
何だ。男100人斬り宣言でもするのか。
ヤキモチでも妬いてほしいのか、そんな格好悪い事、これ以上できないぞ。

眉間をしかめた所でザァ・・・と風が吹いた。

「じゃあ、私が何十年かして、沢山の人に出会って、
それでもまだ貴方が大好きだったら、私を愛してくれますか・・?」



風が吹き抜けた後、長い沈黙が続いた。
息がつまったからだ、彼女が、愛しすぎて。

「それじゃあ、せんせい!また明日ですね!さようなら!」

大きく両手をふって、彼女は走っていった。
手を振り返す事もせず、真尋はその場に立ち尽す事しか出来なかった。

そうして未来の彼女を想い出す。
ほんの少しなら、彼女の想いを信じてもいいのかもしれない。
ほんの少し。ものの数ミリだけだけど。

赤くなった耳は夕焼けのせいだという事にして、
真尋はたまっているテストの採点をするために学校へと戻っていった。

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お粗末でした

  • 最終更新:2014-08-16 10:58:42

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