12巻ifルート編【1/2】

唐突に投下
12巻ifルート編です
12巻

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595 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/05/18(日) 20:40:54.94 ID:/iPt/tSf
「あっ、痛っ……あああっ……!」
「くっ、うぁっ?!」
ニャルラトホテプの部屋に同時に叫びが響く。
ベッドに押し倒された真尋の剛直が何かあったかくて柔らかいものに包まれる感覚と、何かを突き破る感覚。
この二つの符号が意味するものはひとつ。

「なっ!お前初めてかよ!」
「あたりまえですっ!真尋さん 以外の誰に身体を許しますか!」
「威張るな!」
いつもの調子で飛ばしてはいるものの、全身から冷や汗を噴き出して身体を硬直させ苦悶の表情を浮かべるニャルラトホテプ。
秘所はびしょびしょに濡れてはいるが陰茎を痛いほどに固く締め付けてくる。

「ああっ、くっ、はぁ……はぁ……」
「ニャル子……大丈夫か……?」
なぜ襲われた真尋がその相手の心配をしなくてはならないのだ。
とは言うものの真尋の方も余裕があるわけではなかった。
突き入れた瞬間、幾重にもびっしりと重なった膣襞に陰茎を思いっきり擦られ思わず総毛立ってしまった。
たった今童貞を失ったばかりの真尋にも名器と分かる膣肉で射精しなかっただけでも幸運と言える。
あと一往復でもしていたら暴発していたかもしれない。

「今気持ちよくして差し上げますからね……んっ……くっ?」
「と、とりあえず一旦抜こう、な!」
「嫌ですっ!だって……!せっかく結ばれたのに……こんなのってないですよぅ……」
「痛がるなら最初からこんなことすんなよ……」
「ごめんなさい……真尋さん……ごめんなさい……」


596 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/05/18(日) 20:41:18.13 ID:/iPt/tSf
半ば呆れつつも弱っているニャルラトホテプについ庇護欲を掻き立てられてしまう。
毎日こんな風に迫られていたら不味かったかもしれない。思春期の成年男子的な意味で。
これが真尋を欺くためであるならばニャルラトホテプの術中に見事はまっていると言えるが、真尋にはこれが演技ではない確信があった。
お互いに過ごしたこの1ヶ月で十分に思い知らされている、色恋沙汰に関しては恐ろしく直球で不器用なニャルラトホテプ。
これこそが真尋が知っているニャル子なのだ。

「はぁ……」
「あの……真尋さん……?」
真尋自身、こんな形で初体験を迎えたくは無かった。
しかしこうなってしまった以上、無残な結果に終わらせたくない気持ちも少なからずあった。
淡い初体験の夢は崩れ去ったが今が好機とばかりに真尋は覚悟を決めたのだった。


597 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/05/18(日) 20:41:39.65 ID:/iPt/tSf
「あーもう、わかったからちょっと大人しくしとけ」
「えっ……んむっ!」
ニャルラトホテプを落ち着かせるべく、その身体を抱きしめると共に強引に唇を奪う。
「んちゅ……んっ……んあ……」
貪る様な激しいものではなく、相手を慈しむ様な優しいキス。
舌を侵入させると舌先でちろちろと挨拶を交わし、更に深くねっとりと絡ませる。
真尋の積極的な攻めにニャルラトホテプはびっくりして目を丸くするものの、しばらくするとそれを大人しく受け入れる。
ニャルラトホテプの口腔内で唾液を混ぜ合わせると、今度はお返しとばかりに真尋の口内で唾液を絡ませ合う。
暫くの間、お互いの舌が行ったり来たり。
部屋には二人の息遣いとくちゅくちゅと淫猥な音が響き渡る。

直に触れるニャルラトホテプの身体の線は細いのに恐ろしいほど柔らかく、抱きしめているだけでも気持ちが高ぶってくる。
思わず激しく腰を動かしてしまいたい衝動をなけなしの理性で押さえ、キスだけでくにゃりと力の抜けたニャルラトホテプの身体を優しくベッドに横たえる。
「ふぁ……ぁ……まひろさん……」
初めての共同作業(暗喩)の結晶を半分こにすると二人の間を銀色の糸が紡ぐ。
ベッドに両手を付くと体の下には茹で上がったように顔を真っ赤にしたニャルラトホテプが真尋の瞳を真っ直ぐと見据える。
攻められることに慣れていないニャルラトホテプが見せる、そんな普段とは違ったまるで普通の女の子のような仕草が真尋の心を揺さぶる。
なんていうか、ニャル子……かわいい。


598 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/05/18(日) 20:42:10.69 ID:/iPt/tSf
「えっ……かわいい……?」
「あっ……いや……」
無意識のうちに口にしてしまっていたのだろうか。その言葉を受けてきょとんとするニャルラトホテプ。
何か間違ったことを言ったのだろうか。

「あぁぁっ!」
「うわっ!ちょっ!」
その瞬間、膣肉が激しくうねり陰茎をきゅーんと締め付け、精液を搾り取ろうと極上の快楽を与えてくる。
こんなところで討ち死にしてたまるかと真尋は射精感をなんとか堪えるものの、これから行われるであろう行為を想像しただけでも背筋をぞくぞくとした感覚が駆け上がるのを感じる。

「急に締めんなって……」
「あぅぅ、だって、真尋さんがかわいいって言ってくれたから……」
思えば今までニャルラトホテプの容姿を褒めた事など一度も無かった。
正直に言えば美しい銀髪も、吸い込まれそうな碧眼も、ほどよい肉付きの身体もすべてがドストライクだった。
出会った当初はその破天荒な性格には辟易させられたが今ではそんな様も時折見せるおしとやかな一面も、このニャルラトホテプ無しの生活など真尋には考えられない。


599 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/05/18(日) 20:43:15.91 ID:/iPt/tSf
「この際だから白状するけど、お前のことはずっとかわいいと思ってたよ」
「ああっ、真尋さん……真尋さん……っ!」
優しく頭を撫でながら半ばやけくそ気味に思いの丈を打ち明ける。
言質を取られそうな普段ならば絶対に言葉に出来ない発言でも、異常な状況下も相まってニャルラトホテプの愛しさ故につい口から飛び出してしまう。
それに対して鳴くような声で甘えてすり寄ってくるニャルラトホテプ。
てっきり弄られるかと思ったのだか意外な反応に真尋もついドキドキさせられてしまう。
そんなに喜んでくれるなら何度でも言ってやろう、なんて思ったり。

それが功を奏したのか先ほどまで強張っていた身体からは力が抜け、結合部はまるで水でもぶちまけたかのように生殖のための潤滑液をとめどなく溢れさせていた。
膣肉の締め付けもまるで準備ができましたと言わんばかりに硬くきついものから甘く吸い付くようなものへと変わり、性交の準備を整えていた。

「あの、私ならもう大丈夫ですから」
「ニャル子、その、僕だって初めてなんだからな……」
「あの……真尋さん」
「何だ」
「やさしく……して下さい……」


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

>>599からの続きです

609 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 20:56:08.95 ID:LEKi8HS1
「んっ!あっ、あっ!やっ、んあっ!」
「くっ、あっ!ニャル子っ……!」
ニャルラトホテプの部屋に淫猥な水音が響き渡る。
ニャルラトホテプの膣肉はまさに名器と言わざるを得なかった。
腰を突くたびにねっとりと絡み付くあったかい膣肉が優しく迎え入れてくれ、引けば無数の膣ヒダが陰茎全体に名残惜しそうにすがりついてくる。
おまけに一突きするたびに体の下で快楽に身体を悶えさせるニャルラトホテプが何よりもたまらない。
おかしい、僕は加虐性癖がある訳じゃないのにと真尋は自分に言い訳するものの、普段は勝気なニャルラトホテプが腰の動き一つでここまで身体を蕩けさせていることに興奮が抑えきれない。
早くも射精感の波が迫って来た真尋は腰を止め息を整える。

「ふぁっ、やっ……真尋さん……」
「ニャル子……なんか奥……当たる」
恥骨をぶつけると膣内はまるで真尋専用に作られたかのように完全に陰茎が飲み込まれてしまう。
その亀頭の先に感じる、膣肉とは違うわずかに固い感触。
「ここっ……ここに赤ちゃんができるんですよ?」
「赤ちゃん……」
子を宿すための大切な場所。すなわち子宮。
ニャルラトホテプの実際の年齢はともかくとして、地球人とすれば幼さを残しつつも成熟し始めの肉体は妊娠適齢期のはずだ。
あらためて言われると生殖行為をしているということを実感させられてしまう。


610 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 20:57:02.93 ID:LEKi8HS1
「私のここ、全部真尋さんのものなんですからもっと自由に使ってもいいんですよ?」
「お前なぁ……もっと自分の体を大切にしろよ」
「えへへ、冗談です。ちょっとからかっただけです。だって真尋さんがそういうことする人じゃないって知ってますから」
「そうかよ……」
「真尋さんが優しい人って知ってますから。だから私も、私のここもいっぱい愛して下さい」
胎のあたりを撫でさすり穏やかな笑顔で語りかけるニャルラトホテプ。
初心な一般的高校生の真尋に女性を物扱いするような真似が出来るはずがなく、自分のことを見透かされているようでとても恥ずかしい。
と同時にニャルラトホテプの大切な部分を自由に出来るのは自分だけなのだと思うと独占欲にも似た感情が湧き上がり、ぞくぞくと体に震えが走る。

「あっ、ちょっと興奮しました?」
「うるさいっ!」
「んぅっ?!ぅあぁぁっ!あっ!あぁ!」
くすくすと笑うニャルラトホテプを黙らせるかのように腰を掻き回す。
優しくしてくれ、なんて言われても正直言って自信が無かった。
それだけ今のニャルラトホテプは真尋好みの”女の子”だったしめちゃくちゃにしてしまうかもしれない。
「あぁっ……好きっ……すきっ……、まひろさん……大好きっ……」
「僕もっ……好きだっ……ニャル子っ……!」
テクニックもへったくれもない単調な動きだったが、自分が求められていることが嬉しくてたまらないニャルラトホテプはうわ言のようにそう呟き、殆ど入っていない力で無意識のうちに真尋の背中を掻き抱く。
もっとニャル子と繋がりたい。ニャル子と気持ちよくなりたい。
その一心から真尋も覆い被さるように抱きしめ返す。


611 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 20:58:42.90 ID:LEKi8HS1
汗だく体を重ねても不思議と不快感はなく、むしろそれすらも愛おしいと思える。
胸の上では程よい大きさの豊かな二つの膨らみが押し当てられ、むにゅむにゅと柔らかく形を変え射精感が高まってくる。
「ニャル子……んっ」
「んっ……ふっ……んちゅ、ぬちゅ、んふっ……んふー」
荒い鼻息が掛かるのも厭わずに口付けを交わし、舌を探り当てるとぬちゅぬちゅに絡ませる。
結合したままのキスはまるで全身で繋がっているみたいで気持ちがいい。
体を離したくなかった真尋は腰を密着させたまま、はしたなく開かれた両脚にのし掛かるように腰を動かす。

「んっ~~~っ!」
ピストン運動をグラインド運動に変え、亀頭の先端で子宮頸部を捏ねくり回すように刺激してやるとそこがウィークポイントだったらしく、ニャルラトホテプは思わずうめき声を上げる。
「ぷはぁっ!あ゛ーっ、真尋さんっ、それっ、だめぇっ!あぁーっ!」
キスしていた口が離れるとニャルラトホテプはあられもない声を上げてしまう。
しかし今の真尋にはそれも性的興奮を高める要因に過ぎなかった。
しかし真尋の方の快感も尋常ではない。
相変わらず膣肉は心地よい射精に導こうと媚びるように吸い付いてくるし、挿れてるだけでも気持ちがいいのに少し腰を動かせば敏感なカリをヒダで何度も擦られ、気を抜けばすぐにでもぶちまけてしまいそうだった。
さらに度重なる抽挿で下りてきた子宮の入り口が亀頭に何度もぶつかり電流のような刺激が走る。


612 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 20:59:30.29 ID:LEKi8HS1
「ニャル子……もうすぐ出そう……」
「で、出るんですかっ!ふぁっ……あぁっ」
ニャルラトホテプはむっちりとした脚を真尋の腰に絡ませる。
だが普段の力はどこに行ったのかと思えるほど、簡単に振りほどけそうなくらい弱々しい。
「おっ、おい……」
「真尋さんのっ、精液……くださいっ……」
出してしまってもいいのか?こいつは子供を欲しがってたような奴だし、そもそも避妊もせずにしている時点でアウトじゃないのか?
真尋の頭の中を葛藤が駆け巡る。

「お願いです……私のことはいいですから……私の膣内でいっぱい気持ちよくなって下さい……」
普段ならばそんな必死すぎる行動には引いてしまうだろうが、今の真尋にはそんな疑念さえ思い浮かばなかった。
この期に及んで自分よりも真尋のことを気にかけるニャルラトホテプに呆れつつも、今は自分を心の底から受け入れてくれるのが愛おしくてたまらなかった。


613 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 21:00:28.57 ID:LEKi8HS1
「分かった……僕もニャル子の中に出したい……」
「あぁっ!……真尋さん……まひろさんっ……」
真尋が抱きしめるとニャルラトホテプは嬉しさと快楽が入り交じったような声で鳴き、美しい肢体を絡めてくる。
もはや迷いは無かった。
「ニャル子っ、出るっ!くっ、ああっ!」
「出して下さっ、あああぁぁぁぁ!」
子宮口のこりこりとした感触を亀頭の先に感じ取った瞬間、限界が訪れた真尋は射精感を解き放つ。
腰を完全に密着させ体をのけ反らせるようにし、発情して無防備に口を開けた胎奥に大量の精液を浴びせかける。
ニャルラトホテプはびゅくん、びゅくんと流し込まれる精液の脈動と熱い雄液を感じとり陰茎を思いきり締め付け絶頂する。
「あぁっ、あっ……、すごい……真尋さんのあったかいの……いっぱいでてます……」
精液が尿道を駆け抜ける快感に頭の中が真っ白になり意識が飛びそうになる。
そんな身勝手な大量射精の間もニャルラトホテプは柔らかく手足を絡め真尋の子種を受け止める。
「ニャル子……」
「真尋さん……」
そこには普段のあざとさを微塵も感じさせない、まさに天使のような穏やかな表情の一人の少女がいた。
もはや言葉を交わさずとも通じ合える二人は真尋が最後の一滴まで射精を終えるまで決して離れなかった。


614 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 21:00:59.18 ID:LEKi8HS1
「ニャル子、そろそろ離してくれないか?」
だがその言葉を発した瞬間、ニャルラトホテプに覆い被さっていた真尋はくるんとひっくり返される。
形勢逆転、いわゆる騎乗位の体勢である。
「ふふふ、ふふふふふ……いっぱい出ちゃっいましたねぇ……でも、こっちはまだたっぷり残ってるみたいですねぇ……」
恍惚とした表情で真尋を見つめるニャルラトホテプは後ろに回した指先で陰嚢をふにふにと転がし次の射精の準備を促そうとする。
しおらしさどこ行った。
「うわっ、ニャル子……?何言って……」
喰われる―――
だが時すでに遅し。
「いーっぱい搾りとってあげますから、精液空っぽになるまで出しちゃいましょうね!」
「なっ、やめっ!ああああぁぁぁ!!!」


615 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/01(日) 21:01:36.20 ID:LEKi8HS1
「はぁ……」
翌朝、八坂真尋は頭を抱えた。
最初はともかくとしてその後は抱かれ放題だったあげくに連続大量中出しである。
雰囲気に流されまいと常々思っていた真尋だったがこの時ばかりは反省してもし切れない。
だけど……。
「まひろ……さん……、だいすき……」
隣で穏やかに寝息を立てているニャルラトホテプ。
この笑顔を見ればそんな苦悩も吹き飛んでしまう。
今までもそうだったし、こいつと一緒なら何とかなるんじゃないか。
根拠は無いが、そう思える自信があった。
半ば現実逃避とも思える思考だったがそれでも真尋は前向きにニャルラトホテプと付き合っていこうと決心したのだった。
さて、皆にはいつ打ち明けよう。


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

終わりです。
元は別の内容で書いたものでしたが原作にあわせて書き直してみました。
続きもできたら書きたい。


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>>615からの続きです

635 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:00:09.28 ID:oHFOrg/f
その朝、ニャルラトホテプは歓喜した。
「いよっっっし!」
ベッドの隣で眠る八坂真尋の姿と、胎にずっしりと感じる愛の重み。
自分の部屋で目覚めたニャルラトホテプは昨晩の出来事が現実であったことを実感する。
朝からニコニコと笑みがこぼれ落ちて止まらない。
両想いになれただけでも幸せの絶頂だというのに、昨晩は肉体関係を求めても拒絶されなかった。
実際には抵抗できなかっただけなのだが、残念なことに生憎このニャルラトホテプの頭は自分に都合のいい解釈をするようにしかできていなかった。

「おはようございます真尋さんっ!」
幸福感に包まれたまま二度寝をしようと真尋に寄り添った瞬間、ある異変に気付く。
「!……こ、これはもしや……!」
真尋の体に絡ませた太ももに感じる、ふにゅんとした感触。
朝勃ちである。

「昨日あれだけ出したのに……私のキャパシティを超えるとはやはり真尋さんにはハーレム適性があったのでしょうか」
もちろん一滴たりとも誰にも譲るつもりはなく自分の体で受け止めるつもりであったが。
「こ、これは妻の務めとして鎮めて差し上げなければなりませんね」

このニャルラトホテプ、完全に楽しんでいた。


636 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:01:26.58 ID:oHFOrg/f
「ニャル子……何してんだ?」
ニャルラトホテプにのし掛かられ真尋は流石に違和感を覚え目を覚ます。
「あ、おはようございます真尋さん!いやぁ朝勃ちしてましたので一発ヌいてあげようかと思いまして」
実に簡潔丁寧な説明だった。
「それより男の人っておっきくなったら出すまで小さくならないんですよね!」
「いや違うから!それ間違ってるから!あっ、ちょっ!」
股間をまさぐられてつい腰が引けてしまう。
この状況は非常にまずい。

「何を怖がってんです?真尋さん」
「こ、怖がってなんか……」
昨晩性虐の限りを尽くされた真尋にとっては性的に迫ってくるニャルラトホテプは恐怖の対象でしかなかった。
「おちんちん膨らませて言っても説得力無いですよ?それに……真尋さんには朝からすっきりして頂きたいんです……」


637 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:02:12.59 ID:oHFOrg/f
しかし真尋はここで考える。
ニャルラトホテプの部屋の鍵はまだ閉じられたまま。
これ以上ニャルラトホテプを調子付かせて昨晩のような抱かれ放題になるのは何としても避けたい。
これ以上は男としてプライドが許さない。半分崩れかけてはいたが。
さらにフォークがない上、触れるだけであちこち柔らかいニャルラトホテプの身体はまさに全身凶器、もはや勝ち目は無かった。
そんなこんなで真尋は泣く泣く妥協案に屈したのだった。
決して興味があるわけではない。断じて。

「わかったよ……じゃあニャル子、頼む」
「やったあ!じゃいきますよ」
ニャルラトホテプは竿を握ると絶妙な力加減でゆるゆると動かし、いわゆる手コキで快楽に導く。

しかし真尋には気がかりな点がひとつ。
「その……ニャル子、本当に大丈夫なんだよな?」
「大丈夫、と申しますと?」
「その、子供……とか……、いや、もし出来てたら責任は取るつもりだけど、今後の事もあるし……」
「真尋さんがそこまで考えていて下さるなんてニャル子は嬉しいです。お望みとあらば今すぐ妊娠して差し上げますが」
「おいやめろ……ってかどうなってるんだよお前の体は」
「えへへ、冗談ですって。まあいずれ赤ちゃんは欲しいですけど、学生のうちから真尋さんに苦労させる訳にはいきませんから」
「ん、そっか」
「それに……今はまだ二人だけの思い出がたくさん欲しいんです。そして生まれてきた子供にはラブラブな二人の愛情をいっぱい注ぐんです!」
普段は節操無しと思われたニャルラトホテプが意外とまともな考えをしていることには脱力させられる。


638 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:03:11.83 ID:oHFOrg/f
「ふーん、じゃあいつも赤ちゃん欲しいとか言ってたのは嘘だったんだ」
「もう真尋さんはいじわるですねぇ、悪いおちんちんはこうです。ちゅ」
「あっ、くぁっ……」
ニャルラトホテプはペニスに口づけすると滲み出したカウパー液をちゅうっと吸い取る。
鈴口を舌先でぺろぺろと舐められ痛痒さと気持ち良さに思わず声が漏れる。

「あの……お口でするのは初めてなので上手くできないかも知れませんが……」
「うん……頼む」
「では……じゅっぽ!じゅっぽ!ぐっぽ!ぐぽっ!ぶぽっ!じゅるるるるるっ!」
「ちょ、ニャル子!お前初めてじゃ無かったのかよ!」
強引に絞りとろうとする性急な口淫を慌てて頭を掴んで止める真尋。
いきなり何をするのだこのニャルラトホテプは。

「ん?ええ、初めてですけど?あ、まったりフェラの方がお好みでした?それならそうと早くおっしゃって下さいよ」
「んなもん知るか!」


639 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:04:27.05 ID:oHFOrg/f
再びペニスを口に含むと小さな頭をゆっくりと上下させる。
激しさはないが着実に射精に導く緩やかな動き。
決して下品な音は立てない、あたたかい口内の刺激で腰が溶けそうなほどに心地がよい。
真尋の表情を上目遣いで伺い、快楽に蕩けた顔を確認すると満足そうに奉仕を続ける。

「あっ、ニャル子……それ、いい……」
「んっ……んっ……んっ……」
亀頭だけを咥えて舌でねぶり倒したり、喉奥に当たるほど深く咥え込み亀頭を圧迫したりと緩急をつけて刺激を与える。
時折聞こえるちゅぷだのくちゅだのいう音が非常に精神的に悪い。
カリ首まわりを舌で刺激された時は思わず腰が跳ねた。

およそ生殖行為には必要ない、女が男を悦ばせるためだけに存在するフェラチオなどという行為。
それを見た目だけならとびっきりの美少女が自分の股間に顔をうずめ、懸命にしている様は正直くるものがある。
とにかく童貞を捨てたばかりの真尋には刺激が強すぎた。
実際はニャルラトホテプの方も楽しんではいたのだが。

「あっ……ニャル子……うぁ……」
「んっ……んふっ……」
耐えきれなくなった真尋は思わずニャルラトホテプの頭を抱えてしまう。
ニャルラトホテプも真尋の行為を不快には思わず、むしろ求められることに嬉しさを覚える。
そんな愛しの真尋の切なそうな表情につい奉仕に熱が入る。
上下運動に加え裏筋やカリに至るまで舌をにゅるにゅると這わせ、堪えようとした真尋の耐久力は一気に突き崩される。


640 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:05:40.44 ID:oHFOrg/f
「ニャル子……出る……」
「んっ!んっ、んっ、ちゅっ!ちゅぷっ!」
しかし限界を察知したニャルラトホテプに腰をがっちりとホールドされてしまう。
「ニャル子っ、駄目……離れて!」
「ちゅうううぅぅぅっ」
「ああっ!」
敏感な亀頭を思いきり吸い上げられ抵抗する力も削がれてしまう。
さらにくぽっくぽっと小気味良い音を立てながらの高速ピストンで会心の射精へと追い込まれる。

「出るっ !あっ……あ……」
「んーーーーーーっ!」
朝一番の特濃精液が噴出する。
ニャルラトホテプは深く咥え込んだ亀頭から何度も打ち付けられる脈動を喉奥で静かに受け止める。
「ん゛っ!……んっ……ん……」
射精の間も竿をゆるゆると動かし尿道に残る僅かな精液さえも絞り出される。
そして最後はちろちろと鈴口を舐め上げる。
ゆっくりと頭を上げ、口腔から露わになった真尋の剛直には精液が微塵も残らなかった。


641 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:06:39.06 ID:oHFOrg/f
「まひろはん、ほあ、あー」
「見せんなって……」
舌の上に大量に出された粘度の高いこってりとした白濁液。
昨日あれだけ出したのにもうこんなに濃い精液を出してしまった節操のなさに恥ずかしさが込み上げてくる。

「んくっ……んくっ……はぁっ、真尋さんの精液、ねっとり濃ゆくておいし……」
わざとらしい音を立てて子種汁を嚥下するニャルラトホテプ。
「飲んだのか……?」
「えへへ、ごちそうさまでした……あ、顔にぶっかける方が良かったですか?」
「いや、そうじゃなくて……だって汚いだろ」
「真尋さんのなら汚くありませんよ。むしろご褒美っていうか……あ、先っぽ漏れちゃってますね」
「あっ、ニャル子っ……」
射精後で柔らかくなった敏感な亀頭をぱくりと口に含み、優しい舌遣いで丹念にお掃除するニャルラトホテプ。
最後まで決して奉仕に手は抜かない。
その刺激に竿が再び硬さを取り戻すのを感じる。


642 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:08:01.54 ID:oHFOrg/f
「ちゅぷっ……どうでした真尋さん、すっきりお目覚めできました?」
「あ……うん、ありがと……」
「ふふ、よかったぁ」
さすがの真尋もこの時ばかりは耐えられなかった。
「ひゃ!……、あの……真尋さん?」
「ごめんニャル子、少しこのままでいさせてくれ」
屈託のない笑顔を見せられ我慢し切れなくなった真尋は衝動的にニャルラトホテプを抱きしめてしまう。
「……いえ、お気の済むまでいつまでも!」

ニャルラトホテプもそんな真尋に対してふざけたりはしなかった。
荒い呼吸を整える真尋の体を優しく抱きしめなだめるように背中をなでなでする。
昨晩は告白されたために舞い上がってしまい
つい理性の箍が外れてしまったが、今のニャルラトホテプにとっては真尋に愛されている事を実感できるだけで十分だったのだ。


643 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/06/15(日) 20:09:43.77 ID:oHFOrg/f
「真尋さんの気持ちよさそうな顔、とってもかわいかったですぅ」
「あんまり嬉しくないな……」
「でもイっちゃうときはとっても男らしくて逞しかったですよ?」
「そうかよ……」
「ふふ、我慢できなくなったらいつでもお口でヌいてあげますからね」
からかうように耳元で囁きかけるニャルラトホテプに思わず体がぞくりと震えてしまう。
暫くは爛れた生活が続きそうだと真尋はげんなりしつつも期待感を胸に秘めるのだった。


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

終わりです
もうちょっとだけ続くんじゃ…


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とりあえず>>643の続きから
導入部分だけ
ニャル子さん視点になります

655 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/10(木) 22:05:56.29 ID:kvQlS2IA
「どーです真尋さん、気持ちいいですか?」
「…………うん」

ここからは私のターン!
というわけで今、昨夜の連戦の汗を流すべく真尋さんとお風呂に来ています。
まさか真尋さんがここまでデレるとは予想外でした。
今まで入浴中に乱入したことは何度かありましたがこうして心を通わせた関係で入るのは初めてになります。そう思うと何やら感慨深いものがあります。
ちなみにもちろんボディタオルやスポンジなんて使いません。
真尋さんの綺麗なお肌を傷つけたらいけませんから洗うのは素手に限ります。
決して私が真尋さんの体に触れたいという訳ではありませんからね。念のため。
それにしてもクー子やハスターくんに見つからなかったのは幸運でした。
昨日のこともありますしきっと真尋さんのお母様……いえお義母様が気を利かせてどこかに連れ出して下さっているのでしょう。
さすが私と同じ17歳なだけあって話のわかるお方です。


656 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/10(木) 22:07:42.74 ID:kvQlS2IA
「なかなか素直になりましたねぇ。張り合いがないですよ?」
「ニャル子はそんなにフォークが欲しいのか?」
「いえ、そういう訳じゃありませんけど……」
「僕だってお前と付き合うって決めたんだ。だからお前も僕のこと興味が無くなったなんて、言うなよ」

真尋さんはやはり私がニャルラトホテプという種族であることを危惧されていたようです。
無理もありません。きっと決断するまで大きな葛藤があったはずです。
ですがそんな心配はご無用、一生添い遂げてみせますから。
それと同時に愛する人が内心を吐露してくれたこと、私のことをそこまで想ってくれていたことについ頬の筋肉が緩んでしまいます。


657 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/10(木) 22:09:57.10 ID:kvQlS2IA
「顔が赤いぞ」
「なっ!うるさいですね!これはちょっとのぼせただけですよ!はい、終わりましたよ!」
ここは浴室であることをすっかり忘れていました。鏡で私がだらしない顔をしていたのは真尋さんにバレバレだったようです。

「なんだ、今日はやけに大人しいな」
「ふふふ、こっちの真尋さんはもっと洗って欲しそうですけど」
「おっ、お前なぁ……」

泡を洗い流すと半勃ちの真尋さんの真尋さんが露わになってしまいます。
体を洗ってあげている間、おっぱいを押し当てたり手が滑ったふりをして何度か触れた結果、生殺し状態の真尋さんの性的興奮は確実に高まっていたようです。

「無理にとは言いません。真尋さんがしたいとおっしゃって頂ければ私、どんなことだってして差し上げますよ」
「っ……!」

後ろからやさしく抱きしめ、耳元で囁くと体をビクリと震わせる真尋さん。
これはなかなか効果的だったようです。
こうしていると真尋さんの火照った体と鼓動が直に感じられ興奮しているのが伝わってきます。
きっと私も凄くドキドキしていることは真尋さんに伝わっているはずです。
こんな滅多にない機会を逃したくはありません。
ついいつもの様にふざけてしまいたい気持ちを堪え、真尋さんのお答えを待つことにします。

「だから一緒に……気持ちよくなりませんか?」


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

684 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:26:34.78 ID:eyj2YQmp
「名状しがたいマットのようなもの!」
「完全に唯のマットだろ……ていうか何のために持ってたんだよ」
いつか夫婦の性生活がマンネリ化したときのために用意していたものがこんな時に役立つなんて思いもよりませんでした。
こうしてプレイの幅を広げて真尋さんの抵抗感を無くしていけばいつかはあんなことやこんなことも……じゅるり。

「ヤるといったからには最高の快楽のどん底に叩き落して差し上げますよ!ではどうぞこちらに」
「あーはいはい」
素っ気ない振りをして見せてもニャル子ちゃんの目は誤魔化せません。
一瞬緩んだ口元を見逃しませんでしたからね。
本当は期待しちゃってるのがバレバレです。


685 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:28:12.57 ID:eyj2YQmp
「では行きますよー」
「ああっ、ニャ、ニャル子……?!なにこれっ」
「何ってローションですけど何か」
「お前もう誤魔化すのはやめたのかよ……」
そんなこと言ってもうつ伏せの真尋さんはローションをたらーっと垂らされただけで、初体験の刺激に体をビクビクさせてしまいます。

「どーです真尋さん、気持ちいいですか?」
「んっ……」
真尋さんに覆いかぶさり、おっぱいをにゅるにゅると擦り付けてあげると気持ちよさそうな声が漏れてきます。
脱力しきった真尋さんは抵抗する素振りすら見せず四肢を投げ出し快楽を享受されているご様子。

「じゃー次、腰を上げて下さい」
「あっ、ちょっ、駄目っ」
腰を引かせるとバッキバキにいきり立った竿を指でいじいじしてあげます。
屈辱的な格好で男性器をいじられ先ほどまで半勃ちだったおちんちんは完全に臨戦態勢を整えています。
しかし改めて触ってみるとすっごい形してますね、これ。
中性的でどちらかと言えば可愛らしい顔立ちをしている真尋さんですが、こっちは顔に似合わず凶悪過ぎます。
長いし太いしカリだってこんなに張ってて、これはもう女を鳴かせるためにあるとしか思えません。まったくけしからん。
今は受け身のセックスしかできない真尋さんですがこれでテクニックでも覚えた日にはガッツリイかされてしまうことでしょう。


686 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:29:10.55 ID:eyj2YQmp
「あっ、あーっ、ニャル子!……だめっ」
「殿方でもこちらで感じるんですね」
乳首をいじるとまるで女の子みたいな喘ぎ声を出しちゃって、もう可愛らしいんですから。
刺激を与えれば与えただけそれに応えてくれる様はいじめがい……いえ、ご奉仕のしがいがあるというもの、ついサービスしたくなっちゃいます。

「次は仰向けになって下さい真尋さん」
「ん……」
珍しく私の声に素直に従う真尋さん。
体を返すと我慢汁ダラダラ垂れ流しのお腹にくっつきそうなくらい反り返ったおちんちんが露わになってしまいます。

「ぅ……」
「気にしなくていいんですよ真尋さん、元気が良くていいことです」
真っ赤にした顔を恥ずかしそうに逸らすその仕草、たまりませんね。
雰囲気に飲まれて押され気味の真尋さんをローション手コキでいじめちゃうことにします。


687 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:31:46.73 ID:eyj2YQmp
「おちんちん気持ちよくなったらいつでも出していいんですからね。いーっぱい射精しちゃいましょうね」
「あっ、ニャル子っ……それやばいっ、ぁっ」
亀頭を手のひらで包み込むように刺激したり、竿全体をこねくり回すように動かすともはや腰ガクガクの真尋さんは両脚をだらしなく開いて私のされるがまま。
だんだん息も上がってきて何度も腰を跳ね上げるようにして快楽に悶えてしまいます。

「ニャ、ニャル子ぉ……もう駄目だってぇ……」
「そうですか?でもまだこっちは出し足りないみたいですけど」
「あっ、あーっ、あー……」
今度は射精の準備を整えてパンパンに張った精液タップンタップンの睾丸をぐにぐにとマッサージしてあげます。
ここを刺激すると射精の勢いが増すと聞きました。
真尋さんには会心の射精をして頂くためにも入念に刺激を与えることにします。いえ、決して私のためではなく。
それにしてもあれだけ搾り取ったのにもうこんなに大量の精液が生産されているとは。
もう絶倫さんなんですから。

「ちゅー、あむっ、んちゅ……んっんっんっ」
「んっ!ふっ!んんーっ!」
ペニスをいじりながら顔をとろとろにとろけさせた真尋さんの半開きのお口に吸い付くと舌をにゅるにゅると絡ませてあげます。
抵抗する気力すら残っていないのか、口腔内はもはや私の思うがままです。
女の子にお口の中を蹂躙されて恥ずかしくないんですか真尋さん?


688 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:33:14.89 ID:eyj2YQmp
「うぁぁ、ニャル子っ……!、だめっ、出ちゃうっ」
ついに音を上げた真尋さんは私の身体に顔をうずめて体を捩り必死に射精感に抗おうとしています。
すでに射精寸前のおちんちんはあとちょっと強く刺激を与えれば暴発してしまうことは明白でした。
しかし真尋さんには最高の射精を味わって頂きたいですから、どうやって出したいか真尋さんの口から聞けるまでイかない程度の刺激をゆるゆると与え続けることにします。
いえ、決して私が真尋さんのよがるお顔を拝見したい訳じゃありませんからね。

「真尋さん、このまま手の中に射精しちゃいますか?それとも……」
「ああっ!くっ、あっ」
最後通告とばかりに敏感な亀頭周りをくりくり刺激すると足先をぴーんと伸ばして必死に耐えようとしています。

「ニャル子……ニャル子の中に挿れたい……」
「ふふ、よく言えました」
正直言って私も我慢の限界でした。濃厚な精液を喉に浴びてから発情しっぱなしの身体が疼いて疼いて仕方がありませんでした。
今回は真尋さんが先に折れてくれたおかげで何とか主導権を保つことができましたが、あと一歩遅ければ理性が崩壊しているところでした。
むしろ今まで真尋さんの悶える姿を見せられ続けて我慢できた私を褒めて欲しいくらいです。
「じゃ挿れちゃいますよ」
パンパンに膨れ上がった手を添える必要の無いくらいカッチカチのおちんちんを秘部にあてがうと腰を落として飲み込ませます。


689 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:35:21.89 ID:eyj2YQmp
「うぅっ!」
「ひゃっ、真尋さん……?」
膣道を掻き分けおちんちんの先端が私のゴールに到着するとともに、昨晩何度も胎奥に刻みつけられたものと同じ感覚。
これってもしかして……。

「あれ~真尋さん?もう出しちゃったんですかぁ?」
無理もありません。
女の子のあそこはおちんちんを気持ちよくして精液を搾り取るためにあるんですから、射精寸前だった真尋さんが耐えられるわけはありませんから。

「うぅ……ニャル子ぉ……」
「っ……!」
ここで私の予定に狂いが生じてしまいました。今日は私がリードしてあげるつもりでしたが、私の目に飛び込んできたのは今にも泣き出しそうな真尋さんの顔。
大好きな人の泣き顔を見せられて正気でいられるほど私は邪神〈にんげん〉出来ていませんでした。

「っ……まひろさんっ!!!」
「うわっ!」
真尋さんに抱きつくとともに頭をなでなでしてあげます。私が落ち込んだときにいつも真尋さんがしてくれることです。

「いっぱい出ちゃいましたね」
「ごめん……」
「謝らなくてもいいんですよ?私は真尋さんの愛をいっぱい頂いてとっても幸せなんですから」
「ニャル子……」
「でも、もっと気持ちよくなりたいですよね?」
「あぁっ!」
腰をくねらせると射精後の柔らかくなっている敏感なおちんちんは再び硬さを取り戻します。


690 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:38:20.62 ID:eyj2YQmp
「あぁっ、ニャル子っ……ニャル子……!」
「あっ、んっ……ふぁっ、真尋さんっ、上手ですっ!」
ローションで体が滑るため動き辛い中、真尋さんは私の体をきつく抱きしめ必死に腰を動かしてイかせようとします。
真尋さんが私のために頑張ってくれていると思うと、それだけでイってしまいそうです。

「ぐっ、あぁっ!」
「ふぁっ、あはっ、またイっちゃいましたね」
私の体をがっちりホールドしたかと思うと二度目の射精。
精神的にもかなり興奮しているのでしょう。
私よりも先にイってしまった情けなさからか真尋さんのお顔はもう涙でぐちゃぐちゃです。

「うぅ、ニャル子ぉ……」
「いいですよ、私真尋さんが満足するまで付き合いますから」
真尋さんにも男の子のプライドがあるのでしょう。
まだまだ諦めるつもりはないようです。
「ニャル子っ、好きだっ……ニャル子!」
「ひぁっ……あっ、真尋さんっ!真尋さぁん!」


691 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:40:19.26 ID:eyj2YQmp
「はぁ……」
「どうされました真尋さん、ため息なんかついて」
事を終えて湯船でくつろぐ私達。
ですがいつぞやとは違い、今の私は真尋さんの胸に背を向け身を任せてもたれかかっているわけです。いやー幸せですね、これ。
ですが真尋さんは何やら浮かない顔をしているようです。
私としては大満足なのですが。

「やっぱりああいうプレイはお嫌いでした?」
「いや、そ、そういう訳じゃないけど……なんでもないよ」
「教えてください真尋さん、真尋さんの悩みは私の悩みですから。夫婦に隠し事はなしですよ?」
「って誰が夫婦だ……、なんて言うか、結婚するまでは健全な付き合いをなんて思ってたのに、所詮は僕も唯の男だったんだなって、ちょっと自己嫌悪してただけだ」
「そんなこと気にしてたんですか……真尋さんはただ快楽に身を任せていればいいんですよ?」
「うるさいなぁ……僕にだって意地があるんだよ」
真尋さんにも思うところがあるようですが、そんな心配をせずとも私の心積もりは決して変わりません。

「ご安心下さい!私、真尋さんがどんなに変わっても一生愛しますから!……あっ」
「ニャル子……その、ありがと」
「ふぁ……、どういたしまして」
真尋さんは私を優しく抱きしめて下さいます。
耳元で優しく囁かれるととても温かい気持ちになり力が抜けてしまいます。
真尋さんの愛を再確認できて身も心も満たされ私は本当に幸せものです。


692 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2014/07/21(月) 19:42:33.22 ID:eyj2YQmp
「それでいかがでした真尋さん、ご感想は」
「凄い恥ずかしかったんだからな……もう二度とやらん」
「ほんとですかぁ?でも気持ちよかったですよね」
「うん……腰が溶けるかと思った」
真尋さんもまんざらではない様子でひと安心です。
ですがここで嬉しい違和感を感じます。

「それより~私のお尻に何か当たるものがあるんですけど?」
「う……ごめん」
先ほどの情事を思い起こしてしまったのか、それとも抱きしめた私の肉体に興奮してしまったのか、真尋さんの欲望が鎌首をもたげ形となって表れます。

「いいですよ、私は真尋さんのお気の済むまで何度だって」
「……ニャル子、愛してる」
「ふにゃあ!」
すると湯船の中でおちんちんを簡単に挿れられてしまいます。
そのままのぼせるまでお風呂でエッチしてしまったのは2人だけの秘密です。


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

とりあえず以上です
拙い文章ですがもう少し書かせて頂きます
他の方の作品も期待しております!

後編へ続く

  • 最終更新:2017-07-18 21:39:15

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